「新成人」ナビゲーター

「成人の日」親への感謝どう表す?

2012.12.26 WED

「新成人」ナビゲーター


感謝の気持ちを伝えた時の親たちの反応で、意外なエピソードも。「あまり驚いてくれなかった」(男性・29歳)、「いつもと特に変わりなかった」(男性・29歳)。素直な気持ちは、言うのもなかなか恥ずかしいけど、聞く方だって照れくさい。たとえ反応が薄くても、見えないところで顔をほころばせているかも 写真提供/PIXTA

感謝「伝えた」3割弱。でも祝ってもらうだけじゃNO!



「おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます」――それが法律で定められた「成人の日」の位置づけだ。間もなく成人を迎える皆さんも、親御さんや親せきからまさに「祝い励ましてもらう」ことだろう。だが、忘れちゃいけないのは感謝の気持ち。親御さんたちが今まで支えてくれたからこそ、無事にこの日を迎えることができるのだ。ならば、ちょっぴり照れくさいけれど、お世話になった親に感謝の気持ちを伝えてもいいんじゃないか? すでに“大人”になった先輩たちはこれまでどうしてきたのだろう? 20~30代の男女200人(各100人ずつ)にアンケート調査を実施してみた。(協力:アイリサーチ)

まず「20歳になった時、両親や祖父母に何らかの形で感謝の気持ちを伝えたか?」を聞いてみたところ、「伝えた」が28.5%、「伝えなかった」が71.5%。気恥ずかしかったのか、そもそも考えていなかったのか…。ただ、男女別で見ると、やや意外な結果に。男性は「伝えた」人が40.0%に上る一方、女性は17.0%にとどまった。この手の儀礼は女性の方がちゃんとやりそうだけど、今回の調査では正反対の結果となった。

また、「感謝の気持ちを表した」人に具体的な「伝え方」を尋ねると(※複数回答方式)、一番多かったのは「直接口頭で伝えた」(66.7%)との答え。「産んでくれてありがとう」(男性・29歳)、「ここまで大きくなれたのは、お父さんとお母さんのおかげです」(男性・29歳)、「夢を応援してくれる母さんのところに生まれてきてよかった」(男性・27歳)など、普段は口にできないような言葉で、20年分の想いを表現したようだ。

2番目に多かったのが、「食事に連れていった」(29.8%)との回答。「母親をフランス料理店に連れて行った」(女性・27歳)、「ハンバーグを作ってあげた」(男性・29歳)など、感謝の気持ちを行動で表した人も少なくない。少数ながら「旅行に連れていった」(7.0%)人もおり、親を労いたいという気持ちがうかがえる。

また、古典的な「手紙」(22.8%)という手段を選ぶ人もいる。「『ありがとう』という言葉とともに手紙を渡した」(男性・30歳)など、照れ屋の男性には素直な想いを表現しやすいようだ。

一方、予想外だったのは「プレゼント」(10.5%)が意外に少なかったこと。「花をプレゼントした」(男性・30歳)といった声も寄せられたが、何を選んでよいかわからない人も多かったようだ。

ちなみに、感謝の気持ちを伝えた際の親のリアクションはどうだったかというと、「泣いて喜んでくれた」(男性・23歳)、「すごく喜んで抱きしめてくれた」(女性・23歳)、「『子どもにこんなことされるとは、夢にも思わなかった』と、感極まった様子だった」(男性・25歳)…など感激ぶりが伝わってくる。やはり親にとっては、手塩にかけた子どもの成長が実感できる瞬間なのかも。

今さら親に感謝を伝えるなんて…と思う人もいるかもしれない。でも、祝ってもらうだけでなく、「成人」を感謝することこそ、大人として第一歩にふさわしいと思うのだが、いかがだろうか?
(大久保春日/Office Ti+)

関連キーワード

ブレイクフォト