「新成人」ナビゲーター

驚愕!古今東西「ユニーク成人式」

2012.12.26 WED

「新成人」ナビゲーター


南太平洋のバヌアツ共和国で1000年以上前から行われている“成人の儀式”。やぐらの高さは20m~30m。まさに、決死のダイブですね… 写真提供/GettyImages

腕試し、超過酷な試練…大人になるって大変!



間もなく成人の日。同窓会気分で旧友との再会を楽しみにしている人も多いだろう。

しかし、本来の成人式は神聖なる大人への通過儀礼。古来日本では、15歳から18歳までの男子に成人となるための“能力試し”が行われていたという。内容は、「1日1反の田植えができるか」「1俵の米俵を持ち上げることができるか」など地域によって様々。また、沖縄県石垣島では「成人たちが公民館に集まり、村人の前で成人した喜びと村への感謝を踊りで表現する」という伝統行事が今でも行われている。

一方、海外にはユニークな“能力試し”も多い。たとえば、「巨大な木に登ってハチミツをたくさん集める」(中央アフリカの部族)、「大人の背丈以上ある石を跳び越える」(スマトラ島近くの原住民)、「並んだ牛の背中を歩く」(エチオピアのハマル族)などだ。

また、“超過酷な試練”もある。パプアニューギニアでは、道具をほとんど使わずにサメを捕まえる。バヌアツ共和国では、足首に蔦(つた)のロープを巻いて高いやぐらから飛び降りる。マサイ族の若者は、10代半ばになると一人でサバンナに出てライオンを仕留める。これができないと集落の会議への参加が認められないというから、さぞやみんな必死だろう。

なかでも、最も過酷なのは19世紀初頭、アメリカンインディアンのマンダン族の間で行われていた成人の儀式。それは、食事も睡眠も取らない状態で天井の梁(はり)から体を吊り下げられ、気絶するまでくるくると回転させられるというもの。うーん、これをやるなら成人しなくてもいいよ…という気さえしてくる。

試験の内容は、それぞれ暮らす環境によって異なるが、いずれも独り立ちできる技術や度胸を問われるものだ。そのハードルの高さは、大人社会に加わるに当たっての決意を促す意味もある。

今年成人する皆さん、多少は背筋が伸びただろうか。とはいえ、成人式で久しぶりに同級生と会ってわいわいやるのも楽しいものですけどね。
(石原たきび)

関連キーワード

ブレイクフォト