初めての「ひとり暮らし」ガイド

初めてのお部屋探しAtoZ

2013.01.21 MON

初めての「ひとり暮らし」ガイド


不動産屋を訪ねるにも、大手業者から個人経営の店舗まで様々。まずは住宅情報サイトでの情報収集から始めよう 画像提供/PIXTA

初めてのお部屋探し、何をすればいいの?



皆さんはこれまで「部屋探し」をしたことがあるだろうか? 18歳なら「そんなのあるわけないじゃん!」という人が大半だろう。部屋探しどころか「不動産情報」だの「物件広告」だのといった言葉すらなじみがないはずだ。春からの新生活に向け「お部屋探しをしよう」と言われても、「どうやって探せばいいのやら…」と思ってしまうに違いない。そこで、不動産・住宅サイト『SUUMO』の編集長・池本洋一さんに、部屋探しの流れを伺った。

「まずは住宅ポータルサイトでの情報収集です。通学距離や街の雰囲気から住みたいエリアを決め、そのエリアにどんな物件(部屋)があるのか調べてみましょう。家賃相場から住むエリアを考える方もいますが、街の特性や利便性をもとにエリアを決めるのがオススメ。というのも、家賃はある程度調整が効きますが、街の持つ表情はそこだけのもの。こちらの方が“代わりが利かない”のです」

同じエリアの物件でも、築年数や徒歩分数などで家賃はいくらでも調整できる。だからこそ、まずは街の雰囲気から住むエリアを決めることが大切なようだ。なお、街の様子をチェックするにも住宅情報サイトが便利。たとえば『SUUMO』では、「みんなの街」というコーナーに、全国の駅周辺の設備や写真、実際に住む人の声を載せている。このような情報を見ながら、自分の生活スタイルや好みの雰囲気に合った街を探すのがよいだろう。お気に入りの街が絞れてきたら、その中から希望の家賃に近い部屋を探せばよい。

「住宅ポータルサイトでピッタリくる物件を見つけたら、さっそくその物件を取り扱う不動産屋さんに連絡して部屋を見に行きましょう。不動産屋さんの候補がいくつか出てきた場合には、住みたい駅やエリアの中で、自分の希望条件に合う物件をどれだけ多く扱っているかを目安にしてください」

不動産屋さんに行くと、目的の物件に加え、こちらの希望に応じて不動産屋さんがピックアップしてくれた物件を見に行くことになる。この「内見」と呼ばれる部屋の下見を行って、特に問題がなければ申し込みを行い、後は契約書を交わす段取りとなるわけだ。が、初めて部屋探しをする場合、内見に行ってもどこを見て判断すればいいか分からないもの。何かアドバイスはないだろうか?

「内見の時間は5~15分程度が普通。ですから部屋に行く前に、ベッドや冷蔵庫、テレビなどの大きな物を自分の部屋のどこに置くかイメージをしてみることが大切です。収納スペースについても、事前に自分の洋服や本などが今どのくらいあるのかをある程度把握しておき、その量が収まるかどうか確認するようにしましょう」

また、築年数の古い物件の場合、エアコンやボイラーなどの年式や排水溝のニオイもチェックしておくべきとのこと。場合によっては入居するまでに修繕してくれるケースもあるようで、気になる部分があったら、どんどん聞いてみた方がよさそうだ。

さらに、「内見の際は、自分がその建物の住民とうまくやっていけそうかをチェックすることも重要」だと池本さん。自転車置き場やゴミ置き場の様子を見て、住民がルールをきちんと守っているか確認しておこう。また、住んでいる人の性別や年齢層、学生と社会人どちらが多いかなどを不動産屋さんに聞いておくと、より安心して判断できる。

通常はこうした内見を数軒行い、その中から良い部屋を選ぶことになる。もちろん、内見した中から決める必要はなく、改めて別の物件を見に行くことも可能。その際は、何が気に入らなかったのか整理し、不動産屋に伝えておくと次がスムーズだ。

初めての部屋探しは迷うことばかりだが、ポイントは住んだ後の暮らしをできる限りイメージすること。きっと、素敵な部屋があなたを待っているはずだ。

(有井太郎)

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