初めての「ひとり暮らし」ガイド

お部屋の「防災」基本のキ

2013.01.21 MON

初めての「ひとり暮らし」ガイド


ペンで大きく賞味期限を書いておき、期限がきたら買い替える意識をしておくと、いざ必要な時に「賞味期限切れだった」という事態を防ぐことができる

お部屋の「防災対策」、基本のキを押さえよう



東日本大震災から間もなく2年。当時、高校生のみなさんは、家族とともに不安な夜を過ごしたのでは? でも、もしみなさんがひとり暮らしをしていたら…不安を分かち合う家族はそばにおらず、パニックに襲われてしまうかもしれない。「ひとり暮らし」をする、とはそういうことでもあるんです。

では、万が一の震災に備え、ひとり暮らし初心者はどんな対策をしておけばいいのか、防災・危機管理アドバイザーの山村武彦さんに聞いてみた。

「まず、地震は備えが大切です。3日分の水と食料、電池、懐中電灯、ラジオは最低限用意しておきましょう。給水車が来たときに必要となるポリタンクもあるといいですね。食料は、米や、乾パンなど炭水化物だけだと栄養が偏り、便秘や口内炎になってしまいます。野菜ジュースや野菜チップスのような繊維質がとれるものや、ツナの缶詰などたんぱく質が含まれたものも備蓄しておくといいですね。賞味期限は、ひと目でわかるようにペンで大きく書いておき、期限が来たら買い替えるように意識をしておくことが重要です」

なるほど! ちなみに災害時に断水してトイレが使えない場合は、(1)便座を上げて、大きめのゴミ袋を便器に入れる。(2)別のビニール袋にちぎった新聞を入れ、(1)に重ねる。(3)便座を下ろして用をたしたら(2)の袋だけを捨てるという方法がオススメだそう。

さらに、ひとり暮らしでは地震だけでなく、火災への注意も必要と山村さん。

「ガスコンロやストーブなど、火元になりそうなものは、外出時には必ず消えていることを確認しましょう。また、意外と見落としやすいのがコンセント回り。プラグの所にほこりが溜まっているとそこから発火する危険があります。タコ足配線も容量をオーバーすると発熱して発火するおそれがあるので注意してください。それから、ハロゲンヒーターなどの暖房器具の近くに洗濯物を干して燃え移ったり、整髪料や殺虫スプレーを近くに置いて爆発したりしたケースもあるので要注意です」

では、万が一、火事を起こしてしまったらどうすればいいの?

「まず大きな声で『火事だ!』と叫んで周囲に知らせること。人間は大きな声を出すと落ち着くので、それにより慌てずに次の行動に移れます。そして、火を消せるようなら消火器などで消火する。ただし、火が天井まで到達している場合はすぐに逃げて、119番をしてください」

地震はいつ起きるか分からないけど、火事は自らの注意で防ぐこともできる。災害を起こさないようにする心得と、起きた時に備えておくという準備。この2つができて初めて防災になるのかも。

(山本絵理/short cut)

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