東日本大震災から1年で再注目

免震マンションはどのくらい安全?

2013.02.16 SAT


三菱地所レジデンス・鹿島が販売する「ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス」は都内で初めて長期優良住宅に認定された免震タワーマンション。安全かつ、長期にわたって快適に暮らせる工夫がされている 写真は外観イメージCG
東日本大震災からもうすぐ1年。時間の経過とともに防災意識がゆるんでしまった人も、1年という節目を迎え、あらためて気を引き締めたいところ。

そんななか、地震への対策のひとつとして注目されているのが「免震マンション」だ。

免震マンションとは、その名のとおり免震構造を施したマンションのこと。床下部など建物と地面の間に、地震が起きたときに振動を吸収する構造が施されているのだ。

強度の強い柱や壁そのもので地震に耐える“耐震構造”に対して、“免震構造”は地震エネルギーが建物に伝わりにくく、揺れの感じ方も小さい。平時の強度もしっかりしているので、地震に限らず様々な災害に対応できる安全性が売りだ。大手マンションデベロッパーやゼネコンがこぞって開発に力を入れているという。

例えば、3月下旬に販売開始を予定している免震タワーマンション「ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス」(三菱地所レジデンス・鹿島)は、免震構造に加え、タワー棟直下の敷地の液状化対策も施した安心設計。災害時のための非常用発電設備や防災備蓄倉庫、非常トイレ用マンホールまで完備してあるという力の入れようだ。

さらには住人が利用できる多数のレンタサイクルや電気自動車の充電スペースも用意されており、災害時にガソリン不足が続いたとしても不自由なく生活できる準備が整えられている。都心部から徒歩圏内にある晴海という立地も、帰宅困難の心配がない場所として人気を集めているようだ。

地震発生時の安全性はもちろんのこと、起きたあとの対策もされている…。ここまでくるともはや現代の要塞といった感じだが、免震タワーマンションの多くは防災設備だけでなく、タワーマンションならではの設備も充実。カフェラウンジやフィットネスルーム、ゴルフレンジなど暮らしをより豊かに彩る施設もそろっているという。

住宅の選び方は人によって様々だが、免震マンションが話題になる背景にはやはり防災意識の高まりがあるのだろう。「価格」や「環境」に加え、「安心感」という条件も不動産選びでの新基準になっているのかもしれない。
(有栖川匠)

※この記事は2012年2月に取材・掲載した記事です

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト