初めての「ひとり暮らし」ガイド

お部屋選びの意外な”落とし穴”

2013.02.13 WED

初めての「ひとり暮らし」ガイド


初期費用の安さや、デザイナーズ物件でオシャレだから、といった安易な理由だけで部屋を決めると後悔することも…。しっかりと内見をした上で、納得した部屋を借りるべき。特に、「日当たり」には妥協するべからず!

部屋選び、「南向き」がベストとは限らない!



引っ越しで部屋探しをする際、「南向きの部屋=日当たりが良い=条件の良い部屋」…と考える人は多いはず。

しかし、なかには「日当たりの良い部屋は暑すぎる」という理由で南向きを敬遠する人もいるのだとか。一般的に「部屋選びの“常識”」と思われている条件でも、他の要素も併せて考えると、必ずしも“正解”ではないこともあるという。

たとえば、道路からの見え方や隣家との距離、車の騒音…など気にすべき要素はいろいろある。そこで学生が見落としがちなポイントについて、部屋探しのプロに聞いてみた。

「お部屋の賃料査定に当たっては、やはり一般的な概念通り、南>東>西>北のヒエラルキーが当てはまります。確かに『東南角部屋』は最上とされますが、窓を空けると、お隣と『こんにちは…』なんてお部屋もありますので、現地での位置関係はしっかり確認が必要です」(アイランドスペース・室拓也さん)

さらに、南向きや最上階の部屋は、日当たりの良さやから天井が熱くなって冷房効率が悪い、などの面があるという。ただし、これらは「断熱効果の高い建物なら、あまり気にする必要はない」と室さん。具体的には鉄筋コンクリート造の建物は断熱効果が高いそうだ。

「また、最上階の部屋だと、『バルコニーに庇(ひさし)がない』ケースがあります。こうした部屋は眺めもいいし、日光浴には適していますが、雨が降ったときに初めて『洗濯物どうしよう…』と気付く場合もあるので注意が必要ですね」

このほか、「住んでみて初めて気付く」ありがちな失敗として、以下のようなケースがあるそうだ。

●オシャレなデザイナーズ物件を借りたが、カーテンが付けられない、浴槽がない、キッチンが小さい、部屋に邪魔な段差がある…など機能面に難があり、生活に不自由した。

●初期費用は安いものの、不要と思われる機能の使用料が家賃に含まれていたり、退去時に相場より高い費用がかかったりした。

●1Rと1Kの違いが分からないまま1Rに入居してしまい、料理がしにくくて、困った。

確かに、契約したあとでこういった誤算が発生したら、泣くに泣けない。では、初めて部屋を借りる学生にアドバイスをひとつするとしたら…?

「限られた予算で様々な条件を取捨選択するのが学生のお部屋探しですが、ひとつを挙げるなら、『日当たり』は妥協しない方がいいでしょう。お部屋を紹介した学生さんのその後を見ていると、人間関係や学業・バイト・部活などのメンタルにも影響しているように感じます」

とのこと。もちろん人によって“正解”は異なるが、来春から一人暮らしを始める人はぜひ参考にしてみては?

(青柳直弥/清談社)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

ブレイクフォト