お酒で風邪薬はもちろんNGですが…

薬の“食べ合わせ”にご注意

2013.03.21 THU


体調不良でも欠席できないのが会社の恒例行事。「(薬を)飲んだら、(お酒は)呑むな」を心がけて幹事役に徹してみてはいかが? 写真提供/時事通信社
春は季節の変わり目で体調を崩しがちな一方で、お花見や歓送迎会などお酒を飲む機会は多い。とはいえ、風邪薬を服用しているのに、飲みに行ってしまう…などという行動は、どうやら慎んだほうがよさそうだ。

『「薬と食品」毒になる食べ合わせがわかる本』(山本弘人著/2008年刊行)によると、風邪薬に含まれる成分マレイン酸クロルフェニラミン(抗ヒスタミン剤)は、アルコールとの飲み合わせで悪酔いや眠気、吐き気、下痢などの副作用を引き起こすことがあるという。また、せき止め薬の成分リン酸ジヒドロコデインは、お酒との同時摂取で呼吸困難の原因に。そしてH2ブロッカー系の塩酸ラニチジンを含む胃腸薬は、胃壁から出血したり潰瘍が悪化するおそれがあるなど、アルコールと薬の飲み合わせは大変危険なのだ。

一方、風邪の際に気をつけたいのは解熱鎮痛剤。成分のアスピリンアルミニウムは、ビタミンCと食べ合わせると吐血や壊血病を起こす危険性がある。このほか、塩酸テトラサイクリンなどの抗生物質を処方されたらレバーやうなぎ、海藻は控えめに。成分のビタミンAがバッティングして、激しい頭痛を起こすことがあるからだ。

なお、この本の著者でジャーナリストの山本氏は“薬は日々進化しているため、ダメな食べ合わせについて確認する意識を常に持つべき”と警鐘を鳴らす。

「特に花粉症の薬は進化が早く、強い効能があるものも多いため、常に注意が必要です。病院で薬をもらう際は諸注意をしっかり聞き、普段飲んでいる薬があれば必ず伝えましょう。また薬局で薬やサプリ等を購入する際には、食べ合わせについて薬剤師に相談するなど、きちんと調べることが大切です」(山本氏)

自分の健康は自分で守る。セルフメディケーションの意識を高く持ち、上手に薬を活用したい。
(足立美由紀)


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