初めての「ひとり暮らし」ガイド

公共料金の払いすぎにご注意!

2013.03.21 THU

初めての「ひとり暮らし」ガイド


電気代のチェックはしっかりしよう。 画像提供/PIXTA

水道光熱費の正しい料金プラン組み



新生活にあたり、部屋選びや学校の手続きなどでバタバタするこの時期。電気やガスなどの公共料金の手続きも欠かせないが、内容をあまり把握せずに契約してしまうと、思った以上に水道光熱費がかかってしまう…なんてこともあり得る。公共料金は契約プラン次第で、料金をカットできることも意外と多いのだ。

日々の節約方法に詳しい、節約アドバイザーの和田由貴さんにその方法をうかがうと…。

「最も簡単に節約できるのは、支払い方法の変更です。東京都の場合、電気と水道料金は口座振替がオススメ。ひと月あたり電気なら53円、水道なら53円(税込)が割引になります。ただ、使用量が多い場合は、クレジットカード払いでポイントやマイルを貯める方がお得な場合もあるので、毎月の使用量を確認してみてください。ガスは口座振替にしても割引にはならないので、カード払いに切り替えを。ただし、最近は公共料金の支払いにポイントがつかないカードが増えているので注意してください。とくに年会費が無料のカードなどに多いですよ」

新生活で「毎月の使用量がわからない」という人は、東京電力サイト内の「でんき家計簿」(Android用アプリ対応)をはじめ、ガス、水道とも各サイト内で手軽にシミュレーションできるので、利用してみるのも手。

また、料金プランの見直しで、料金が割安になるケースも。

「東京電力の場合、一般家庭なら大半は『従量電灯B』というプランを契約していますが、アンペア数に比例して基本料金は高くなるので、必要以上にアンペア数が大きいと、ムダに多く払っていることになるのです。生活スタイルにもよりますが、一人暮らしなら30アンペアあれば、たいていは間に合うはず。もし40アンペア以上の契約になっている場合は、アンペアダウンを検討してもよいでしょう。ちなみに1アンペアが100ワット相当なので、1000ワット(=10アンペア)の電子レンジと、同時に1200ワット(12アンペア)のドライヤーを同時に使うと22アンペア。このほか同時に使用する可能性が高いのは冷蔵庫やエアコンなどですが、サイズ等に応じて必要な電力は変わります。お手持ちの家電を確認してみるとよいでしょう。そのうえで、生活に支障がないプランを契約しましょう」

ちなみに、アンペア数は原則として1年間は変更不可。新居の場合は、まず1カ月間はそのままにし、使用目安を確認するのが良策だ。また、東京電力では、使用する時間帯によって料金が変わるプランもあるものの、割安感は得られにくいという。

「夜中の電力使用料が割安な『おトクなナイト8・10』『ピークシフトプラン』というプランがありますが、基本料金や日中の電力使用料が割高なため、夜中の電気をフル活用できる、100%夜型生活の方にしかオススメできません」

ではガスの場合はどうだろう。

「東京ガスの場合、床暖房や家庭用高効率給湯器を使用する世帯向けの割引プランはありますが、一人暮らしにはあまり関係のない話かもしれませんね。ただ、引っ越しや新たに入居する場合は、入居前に、都市ガスかLP(プロパン)か必ず確認してください。LPガスは公共料金ではないので、料金は大家さんが契約している業者によってまちまち。ひどいケースでは、月々の料金が倍以上変わってしまうことも。どの業者と契約するかは大家さんの裁量次第のため変更は難しく、割高な金額を支払いつづけるハメになるおそれもあります」

ムダな出費を防ぐのが、節約への近道。まずは契約内容の確認をしてみるべし。

(池尾 優/ユーフォリアファクトリー)

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