ビール400万円、米200万円…コンドームだと?

「一生分の値段」ハウマッチ?

2013.04.04 THU


一生分のビニール傘を試算 年間降水日数189.5日のうち、10回に1回購入すると年間約19本。これに1本の値段500円と74年(7~80歳)を掛けて、約70万円となる イラスト/keiko akiyama
「キリン一番搾りを一生分プレゼント」。夢のようなお話だが、これは今年2月にキリンビールが告知して話題になったキャンペーン(応募はすでに終了)。

ちなみに、同社の試算では「一生分」はこうなる。1年のうち休肝日を52日(7日に1回)設けて313日飲んだ場合、年間消費量が13ケース(24本入りとして、計312本)。20歳から85歳までの66年間同じペースで飲むとすると、2万592本になる。金額にすると、約400万円相当。高級車1台分だ。酒代も積もれば山となる、ということか。

ここで気になるのは、他の商品の「一生分」のお値段。まず、日本人の主食である米はどうだろう。農林水産省の調べによれば、日本人一人あたりの年間コメ消費量は60kg弱。男性の平均寿命はおおよそ80歳なので、単純計算すると、一生で約4800kgのコメを食べることになる。コメの小売価格は銘柄や年によっても異なるが、5kgで2000~2500円。仮に2200円として計算すると、約211万円だ。おお、毎日食べても意外と安い!

次に、卵。IEC(国際鶏卵委員会)の調査をもとに鶏鳴新聞が集計した結果によれば、日本人一人あたりの卵消費量は年間約320個。これまた単純計算すると、一生で約2.5万個を食べることに。小売物価統計によれば、卵の小売価格はLサイズ10個入りで220円前後のため、トータル金額は約55万円。安くて栄養たっぷりなのか。君(黄身)はエライ。

最後に、トイレで流す水。水洗便所の水量はおおむね、大便のとき15L、小便は5L流れるという。1日に7回行くうちの1回を大便、6回を小便とした場合、使う水の量は45L。上下水道使用料を1Lあたり約0.2円とすると、1日に約9円。これの79年分(2歳~80歳・乳児期は除く)は、約26万円。ビール代のだいたい15分の1だと思うと、レバーを引く手を合わせてお礼を言いたくなる。

一生分のお値段、他にも、いろんなもので試算してみると面白いかも。
(石原たきび)


  • 一生分のコンドームを試算

    日本人の年間平均セックス回数は45回。稼働年月を50年(20~69歳)とすると、一生分で2250回。12個入りで800円とすると1個66.6円なので約15万円
  • 一生分のトイレットペーパーを試算

    月平均3.3ロール使用するとして、78年(3~80歳)では3088.8ロール。1ロール40円だと、一生分は約12万円となる
  • 一生分のシャンプーを試算

    入浴の平均回数は1週間に5.2回。1回6ml使うとして、78年(3~80歳)で12万6547.2ml。500ml入りで400円だと一生分で約10万円
  • 一生分の歯ブラシを試算

    1年間の平均消費量を4本とする。生後1年ほどで歯が生えそろうので、1本当たりの値段100円に4本と80年を掛けると約3.2万円

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