シンクタンク3社、軒並みUP予測

夏ボーナス3年ぶり“春”到来!?

2013.05.27 MON


アップしたボーナスで彼女にプレゼント…なんてシーンも増えるかも!? 公共事業の増加や春先の消費マインドが上向いたことにより、建設業や小売業でもボーナスアップが期待されるとか。秋から冬にかけては来年春の消費税増税に向けた駆け込み需要も予想され、しばらくは景気回復傾向が続きそうだ
まもなくやってくるのは、会社員にとって半年に一度のお楽しみ、ボーナスの季節。「でも、最近は削られる一方で、もはや楽しみじゃなくなってきた…」なんてボヤいている方も多いかもしれない。そんなアナタに朗報がある。なんと今夏、3年ぶりにボーナスアップが見込まれているのだ。

「今年夏のボーナスは、前年比0.8%の増加を見込んでいます。昨年末から続いている円安によって企業収益が改善されつつあることに加え、安倍政権による賃上げ要請に企業側が“ボーナスアップ”という形で応えることが予想されるためです」(みずほ総合研究所経済調査部エコノミスト・徳田秀信さん)

他のシンクタンクのリポートでも、第一生命経済研究所と日本総研が0.7%の増加と予想しており、まさに軒並み足をそろえてのアップ予想。と思いきや…。

「まだ業種によるばらつきがあります。期待できるのは、これまで円高で苦しんでいた輸出系の製造業ですね。一方、円安によって輸入価格が上昇し、それがコスト高につながり収益を圧迫する内需型企業では、ボーナスアップとはいかないところもあるでしょう」(日本総合研究所調査部主任研究員・小方尚子さん)

円安による輸入価格の上昇は、大きな問題のようだ。

「円安が進めばガソリン・電気など暮らしに直結するものの価格も上がってしまう。その価格上昇以上に収入が増えれば問題ないのですが、現時点でアップが見込まれるのはボーナスだけ。毎月の給与はまだ上がりそうもありません。でも、それでみんながボーナスを使わず貯金に回してはかえってよくない。お金をたくさん使えば、企業収益もアップし、それが賃金アップにもつながります。今回のボーナス増は、今後への“期待値込み”の部分が大きい。ですが、消費がさらに活発になっていけば、ハッキリとした景気回復へと向かっていくでしょう」(徳田さん)

その意味では、今夏のボーナスは日本経済の先行きを占う指標といえるのかも。読者のみなさん、日本経済のために、そしてあなたの未来のお財布のために、今年の夏はボーナスで目いっぱい遊んでみてはいかが?
(鼠入昌史/Office Ti+)

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