アイマスク着用、しかもお寺で!?

「暗闇ごはん」で不思議な食体験を

2013.07.08 MON


毎日食べるごはん。しかし、1回ごとのごはんを「一生懸命食べている」といえる人はどれくらいいるのでしょう。その時の気分で食べたいものを選び、ある程度予測された味わいを得る。その繰り返しに「一生懸命」と胸を張ることはなかなかできないですよね。

しかし、この度私はごはんを「一生懸命食べてきた」のです!それが、「暗闇ごはん」。

浅草の緑泉寺で月に1回開催されている「暗闇ごはん」は、メールマガジンで告知されると、即締切人数に達してしまうという人気イベント。

参加者は、まずアイマスクを着用し、スタッフの方に手をひかれながら会場となる部屋へ入り、席に座ります。どんな場所にいるのか、周囲にはどんな人がいるのか、視覚から得られるはずの情報は全て奪われた状態でのスタート。

イベントに関する簡単な注意や説明の後は、「液体なので箸は使いません」とか、「大きいものなので、割って食べてください」など、必要最低限の情報が与えられるだけで、あとは自分の舌と鼻だけで、食しているものの正体を探ります。

いったいどんなお料理が出てくるのかというと…それはもちろん参加してからのお楽しみ。

名前も知らない人々と感想をいいあいながら正解を探る。これがすごく楽しいし、連帯感が生まれていくのが肌で感じられます。7品の暗闇ごはんをいただいた後、参加者はアイマスクを外し、部屋にも徐々に光が入って、暗闇ごはんのシェフである青江覚峰住職が登場。一品一品の正体が明かされていきます。

「これは先に目で見ていたら、素材を当てられなかったかも」と思うものや、「あんなにおいしかったのに、いつもは『捨てるところ』と決めつけて食べなかったな」など、見えないからこそ、改めて気づかされることが多く、また、素材が持つおいしさを存分に活かした料理の数々に、終了時には、住職に心から「ありがとうございました」といいたくなります。


「自分の血や肉となる食べ物と、もっときちんと向き合ってほしい」という発想から、暗闇ごはんをはじめたという青江住職。毎日毎食とはいわないですが、時には食に対して一生懸命になることも必要ですよね。

さて、そんな目からウロコ体験ができる「暗闇ごはん」に参加したい人は、青江住職をはじめとした同志によって創設された、インターネット寺院「彼岸寺」のホームページからメルマガ登録を。そのメルマガで開催予定をゲットしてください。お申し込みは超お早めに。
(内藤香苗/クレッシェント)

※この記事は2011年3月に取材・掲載した記事です

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