新甘口、新欧風、ニューウェーブ…

2013年夏カレーのトレンドは?

2013.07.15 MON


「飾りじゃないのよカレーは」の「やわらか手羽元煮込みカレー」(780円)+ゆで卵。圧力鍋でじっくり煮込んだ手羽元はスプーンでほぐせるほど柔らかに。コク深いルーとの相性は抜群だ。カレーは確実に進化している!?
夏といえばカレー! 暑さに負けず、汗をかきながら食べるカレーは格別だ。家で食べるオーソドックスなカレーライスから、本格的なインド料理店でナンと一緒に味わう激辛カレーまで、その種類はいろいろ。数年前にはスープカレーも流行ったっけ…。

というわけで、この夏注目のカレーについて、カレー総合研究所の井上岳久さんに話を聞いてみたところ、「ズバリ今夏のカレートレンドのキーワードは3つ。『新甘口』『新欧風』『ニューウェーブ』です」とのこと。一つひとつ、井上さんに解説いただいた。

まずは「新甘口」。これは、フルーツやハチミツを使った「子ども向け」の甘口ではなく、カシューナッツや野菜など素材の甘みを生かした「大人向け」の甘口カレーだ。「新欧風」は、洋食店や家庭で作られる欧風カレーより、一流ホテルで出されるようなワンランク上のカレーを指す。ワインやディナーに合うようブイヨンを使用しており、長時間かけて煮込むのが特徴。少々値が張ってもプレミアム感を味わいたい人が食指を伸ばしている。さらに、「ニューウェーブ」は、「グリーンカレー」「キーマカレー」などカレー専門店ではなく、カフェから誕生したカレー。数年前に登場してからブームに火がつき、今年も流行が続くと予想されているそうだ。

「こういった潮流を見る限り、今夏ブレイク確実なのがカツカレーです。というのも、もともとカツに合うルーは甘口だから。すでに、人気カフェではランチメニューでチキンカツや海老カツなどのカレーを提供し、女性客を取り込み始めています。また、“進化型カツカレー”も要注目。進化型カツカレーとは、インド風やスープカレー風、キーマカレー風にアレンジしたカツカレーです。エゾシカ肉やじゃこなど特産物を使ったカツカレーで町おこしを始める自治体も増えており、地方からブレイクする可能性もあります」(井上さん)

こういった個性的なカレーに注目が集まるのは、一体どうしてなのか。フードビジネスニュースサイト「フードスタジアム」の佐藤こうぞう編集長は、「トガリ型」というキーワードで解説する。

「個性の強い“トガリ型カレー”は、文字通りとがったカレーです。こういったカレーはマニアにしか受け入れられず、ビジネスとしての展開力は難しいとされてきました。しかし、『1日分の野菜カレー』などを提供する個性派カレー店『野菜を食べるカレー camp』のブレイクをきっかけに、とがった味、個性的な味のカレーが一般消費者にも支持されるようになった。画一的な味のチェーン店にはない“非日常”的な味が求められているのでしょうね」

なるほど。ラーメンがご当地系やニューウェーブ系の登場で味が多様化したように、カレーにも新しいトレンドがどんどん現れるようになりつつあるのかも…。そんなわけで、お二人にこの夏オススメのカレー店(都内)をピックアップしてもらうことに。

<カレー総合研究所・井上さんオススメの進化型カレー店>

●青山からす亭(麹町)
「熊野地鶏の究極のカツカレー」(2,300円)
カツは熊野地鶏、ソースには松阪牛のエキスを使用した贅沢なカツカレー。

●般゜若 PANNYA CAFE CURRY(下北沢)
「特別なカツカレー」(1,575円)
タレントの松尾貴史さんが経営するカツカレーの名店。女性からの支持も高い。

●グランドルート66(巣鴨)
「極上のウィーン風カツ・カレー」(1,200円)
カツレツにビーフカレー辛口を合わせたカツカレー。

<フードスタジアム・佐藤さんオススメのカレー店>

●五感キッチン(鶯谷)
「もち豚のスパイシー黒カレー」(730円)
よく炒めた玉ねぎと独特のスパイスが特徴の欧風カレー。

●シバカリーワラ(三軒茶屋)
「ナマステランチ カレー2種」(900円)
今年2月にオープンしたばかりだが、早くも話題に。ブラックペッパーの効いたチキンカレーが評判に。

●飾りじゃないのよカレーは(三田)
「Wコラーゲンカレー」(500円)
昨年2月にオープン。ルーにこだわりを持ち、トッピングを廃したメニューを展開している。

この中に気になるカレーはあっただろうか? この夏注目のカレー店巡りで、夏の暑さを吹き飛ばそう!(播磨谷拓巳/ノオト)

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