思わず欲しくなる!

レトロさを演出するホーロー洗面器

2013.08.18 SUN


この洗面器、薬品に侵されにくく洗浄しやすいので、今でも医療機関ではよく利用されているんだとか。確かに診察室で手洗い用に使われているのを見かけたことがある。ちなみにプラモ作りが趣味の筆者宅では、塗装器具を洗浄するときに活躍している。色は純白のほかに、縁の部分だけが紺色のタイプがある
琺瑯、ほうろう、ホーロー、字面はいろいろあれど、れっきとした日本語で、金属のベースに陶器のようにガラス質を含んだ溶液をかけ、焼結させてコーティングする技術とその製品のこと。

陶器と同等の光沢感がありながら、陶器よりも軽く扱いやすいので、昔からいろんなところで使われている。ヤカンや鍋などの調理器具、マグカップなどの食器類のほか、大きなものではバスタブなどの耐水性と耐久性が求められる製品が多い。レアなところでは、化学の実験器具や屋外看板なんかにも使われているそうだ。

だけどプラスチックなどの新素材に押され徐々に需要が減ってしまい、最近では鍋などの調理器具で見かけるくらいになってしまっている。

そんなホーローが、最近になってその清潔感とレトロな印象から、見直されているんだとか。インテリアショップなどでもホーロー製品を取りそろえた売り場を作っているところもあるらしい。そんななかで筆者が気になったのは、昭和9年からホーロー製品を作り続けている野田琺瑯が製造する洗面器。

純白で光沢感がある素材と、最近のプラスチック製洗面器とは異なるすり鉢状の形は独特の雰囲気がある。地味な製品なのに存在感があって、これひとつが台所や洗面所にあるだけで、なんとなく周囲がレトロな感じになるのがおもしろい。

単に洗面器としてはプラスチック製のものに比べて高価だけど、部屋の雰囲気を作るアイテムとして考えれば、このくらいの贅沢をしてみてもいいのでは?
(青山祐輔)

※この記事は2010年09月に取材・掲載した記事です

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