とうとう月額490円が登場。

1000円以下データSIMはなぜ安い?

2013.09.27 FRI


端末によってSIMのサイズが違うので契約の際は注意が必要です。上記は左からmini-SIM、micro-SIM、nano-SIM。
先日DTIが発売した、ドコモのFOMAネットワークが利用できるデータ通信専用SIMカード「ServersMan SIM 3G 100」が話題を呼んでいます。下り速度は最大で100kbpsと初期のPHSデータ端末(64~128kbps)ばりのスピードですが、何はともあれワンコインで済む月額490円という安さが売り。少し我慢の必要があるにせよ、スマホの通信料をなるべく安く済ませたい方には最適。

でも、なぜこんなに安いのでしょう? その秘密はMVNO(仮想移動体通信事業者)がサービス主体だから。MVNOは、通信インフラを持っている携帯会社から回線の使用権を大量に仕入れることにより、ユーザーに安く転売しているのです。そのため、MVNO側は、電話線やアンテナの設置や、それらの保守・点検も不要。また全国に窓口ショップを設けることも不要で、各種コストがかからない分、使用料をグッと抑えることができるのです。

…なんて聞くと既存の通信会社が損しているように思えるかもしれませんが、通信会社としても低速回線をまとめてMVNOに売れるのはメリット。

ちなみに気になる使い心地ですが、ストリーミング動画や重いファイルのダウンロード、IP電話による通話はさすがに厳しいものの、メールやTwitterなど文字主体のネット利用なら十分だと言えるでしょう。

そんなMVNOによる格安SIMは、ドコモの回線を利用したものを中心に増加中。

前述したDTIは最安値の一例ですが、その他に月額1000円以下で使い放題のデータ専用SIMには2012年9月現在、以下の種類があります。

・「b-mobile SIM イオン専用」(日本通信/月額980円)下り最大150kbps
・「IIJmioウェルカムパックforイオン ミニマムスタート 128プラン」
 (IIJ/月額945円)下り最大128kbps
・「BB.exciteモバイルLTE 0Mコース」(エキサイト/月額750円)下り最大128kbps
・「hi-ho LTE typeD」(hi-ho/月額980円)下り最大100kbps
※すべて初期費用に3150円が必要。また、追加料金を支払うことで一定のデータ量分だけ
 高速な回線を利用できるオプションが用意されていることが多い。

数字だけで選ぶと最安値に飛びついてしまいそうですが、実際は利用ユーザー数と帯域の混み具合によって速度が上下するので、既存ユーザーの声をチェックしてから慎重に選びたいところです。また、当然ながら使用にあたってはドコモのFOMA回線に対応したスマホやルーター(ドコモ製、および他社製SIMロックフリー端末)が必要な上、APNやユーザー、パスワードなどの設定にまつわる基本的な知識も必須です。

月々のデータ通信料を極力抑えるために、最初の出費と多少の勉強はいとわない。そんな方なら検討する価値があるのではないでしょうか。(熊山准)

※この記事は2012年9月に取材・掲載した記事です

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