長期金利の先行きが不透明!どうすれば…

住宅ローンで失敗しないコツ

2013.09.05 THU


長期金利の指標となる、新発10 年国債利回りの推移。日銀による異次元金融緩和の公表で市場は大きく混乱し、金利は乱高下した 図版作成/藤田としお(財務省「国債金利情報」より作成)
長期金利の上昇が懸念されている。8月21日には一時0.720%と約3カ月ぶりの低水準をつけたが、4・5月は一気に上昇しており、今後の展開に見通しが立てにくい状況が続いている。

長期金利が影響を及ぼす最たるものは、住宅ローン。これからローンを組む人は、返済額は多くても期間中に金利が変わらない「固定金利」、一定期間後に変動金利になる「固定金利特約」、または、金利上昇の危険はあっても現状は比較的金利の低い「変動金利」のどれにすべきか迷うところだが…?

「急激に金利が上がる可能性は低いですが、それでも1年先を予測できないのが今の情勢。であれば、固定金利が無難です」(ファイナンシャルプランナー・中嶋よしふみさん)

変動金利は今、固定金利より実質1%ほど低い。この金利でローンを組めば、3000万円の35年ローンで完済時に700万円近い差が出る。それでも「変動金利は株価のように動きが読みにくいもの。今は最低水準だが、それはリスクの裏返しでもある」と中嶋さん。短期返済のプランを組める人でもない限り、金利変動リスクは負わない方がよいという。なお、固定金利特約については、「固定金利期間が終われば多額の借入金が金利変動リスクにさらされるので勧めにくい」とのこと。

「すでに変動金利でローンを組んでいる人も、10年後に借入残高が1000万円以上、返済期間も10年以上残っている状況なら、固定金利への借り換えを検討した方がいいでしょう。これだけ返済期間が残っていれば、変動金利が相当上がることもありますし、また、金利は固定→変動と上がるのが通常。変動金利が上がり始めてから借り換えても、その時はすでに固定金利が上がり切った状態。その高い金利で残り何年も払うのであれば、早めの借り換えが無難です」(中嶋さん)

とにかく「安全」を最優先に。それが住宅ローン選びの心得といえよう。
(有井太郎)


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