イー・モバイルが4G対応ルーターを発売

「4G」と「LTE」どこが違う?

2013.09.12 THU


「EMOBILE 4G」の対応エリアは、全国政令指定都市と県庁所在地で人口カバー率100%。まだサービスを開始したばかりだが、エリア面はかなり充実している
近頃、携帯キャリアから出る新しいスマホのCMなどで、「4G」や「LTE」という言葉をよく目にする。従来の「3G」より通信スピードが速い回線っていうことは大体わかるけど、具体的にどう違うかと聞かれると、よくわからないという人も多いのでは?

電気通信に関する国際連合の専門機関である国際電気通信連合(ITU)によれば、データ通信もできる音声回線としておなじみの“3G”は長年使われた通信規格だが、スマホやタブレットで大容量のデータ通信が行われる時代のニーズに対応するため、より高速な通信規格として登場したのが“LTE”や“4G”だという。3Gや4Gの“G”は、英語の”Generation”の略で、通信規格の世代を表す用語だ。

そもそも“4G”とは、第4世代として開発された複数の通信規格の総称で、“LTE”はもともと3Gと4Gの橋渡し的役割を果たす“3.9G”の規格として開発されていたが、現在では4Gの一種ということになっている。また、同じ4Gと一口にいっても、携帯キャリアによって採用している通信規格やサービスの呼称が違うので、ユーザーにとってわかりづらい状況になってしまっているのが現状のようだ。

例えば、今年8月から「EMOBILE 4G」の提供を開始したイー・モバイルでは、これまでも下り最大75Mbpsのサービス「EMOBILE LTE」があったが、新しく登場した「EMOBILE 4G」は、また別の4G規格を使った通信サービスだという。

「EMOBILE 4Gは、”EMOBILE LTE”に加え、”AXGP”という通信規格にも対応した、マルチネットワークが最大の特長です。下り最大通信速度は110Mbps。広域なエリアでの高速なデータ通信を実現したサービスです。イー・モバイルでは、創業当初から、時代に応じて高速の通信規格を取り入れ、端末の改良を重ねることで最適化を図るという姿勢をとっています。今回発売した”Pocket WiFi GL09P”は、これまでのPocket WiFiにない機能として、カラー液晶とタッチキーを採用し、ファームウェアのアップデートを端末のみで行うことができるようにしました」(イー・アクセス広報担当・飯田伸彦さん)

その速度を体感すべく、新型WiFiルーター「GL09P」を実際に使ってみた。都内での仕事に1日持ち歩き、数カ所でノートPCとタブレットを接続してみたが、これが確かに速い! 4G接続エリアも広く、終日安定した高速通信ができたのが好印象だった。なお、LTEおよび3Gでの通信にも対応しているので、4Gエリア外に出てしまっても不安はなさそう。これで月額料金はLTEプランと同じ(3880円/月 ※「4Gデータプラン(にねん)」と「ずっとお得割」適用)というのは魅力だ。

個人的にナイスだと思ったのは、本体に搭載された5000mAの大容量バッテリー。最大14時間の連続通信ができる点もメリットだが、手持ちのスマホに「給電」することも可能。つまり、WiFiルーター兼、モバイルバッテリーとして利用できるというわけ。複数のITガジェットを持ち歩く筆者としては、これで荷物をひとつ減らせそうだ。

次々と新技術が登場してくるモバイル通信規格だが、仕事やプライベートでバリバリITガジェットを使いこなしたい人にとっては、「GL09P」のマルチネットワーク&大容量バッテリーの組み合わせは、かなり使い勝手がよいといえそうだ。
(佐藤通隆)

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