書き込みがチェックされている…

人事担当者のネットチェック方法

2013.10.04 FRI


匿名での書き込みも「関係者が見れば、発言内容などから誰の書き込みか絞り込める」(食品メーカーの人事担当者)とのこと。あなたのブログもチェックされているかも…!? イラスト:東京キリマンジャロ
もはや利用していない人を探すほうが難しい、mixiやツイッター、ブログなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス。利用者のなかには自社に対する不満や、同僚への悪口を書き連ねている人もいるけど、これってアブなくない?

「企業の人事担当者からチェックされているかもしれません」と語るのは、人材コンサルタントの常見陽平さん。

「人事担当者は、自社名や商品名などを検索することで、自社のことについて発言している人を割り出しています。mixiのマイミク、ツイッターのフォロワーなどから特定することもありますね。もちろん、全社員を常時見張っているわけではありませんが、例えば社内で人間関係のトラブルを起こした人、何らかの事情で休職した人などはチェックされやすいようです。また採用試験の最終面接前に、受験者のブログやSNSなどで、その人の性格や考えなどをチェックすることもありますよ」

ある食品メーカーの人事部では、特に経験者採用の際に入社希望者のネット情報をチェックすることが多いと語る。

「以前の会社とのトラブルをブログで日記にしていないか、元同僚や取引先などの悪口を言っていないかなど確認するのが目的。社会人になってもネットで問題発言をするような人は、正直なところ採用を避けたいんですよ」

うーむ、転職を考えている人は要注意だ。

「そのほか、人事部によるネットチェックには、情報漏えいのリスク管理という側面もあります。新商品の情報や、今後の自社の経営方針などをSNSやブログ上で発言して懲戒免職…なんて事例もあるそうですよ」(常見さん)

また、本人は悪意なく書き込んだ内容が、会社にとっては社外秘の情報だった…ということもあるそうだ。

「ある人気商品の開発担当者が退職することを、事前にSNS上で日記にしていた人がいたんです。商品の評価や株価などにも影響しかねない情報ですから、こっそり呼び出して、発言を削除させました」(玩具メーカーの人事担当者)

こうしたチェック体制について、常見さんは「当たり前ですが、ネット上では、いつも誰かに見られているということを意識するしかないですね」とアドバイス。インターネットもひとつの社会、大人として常識のある発言を心がけるべし!
(糸数康文/Office Ti+)

※この記事は2010年12月に取材・掲載した記事です

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