カギ穴がなければピッキングの恐れなし!

「電子錠」のセキュリティ最前線

2013.10.03 THU


スマホを使った電子錠の中には、アプリ経由で“招待状”を送れば合カギになるものも。近い未来、男女の修羅場はこんな形になったりして!? イラスト/藤田マサトシ
「カギどこだっけ?」と鞄をゴソゴソするまでもなく、スマホをかざすだけで自宅のドアが開錠。最近、そんな近未来を思わせるカギが続々登場している。

「一般住宅でも、数字を打ちこんで開錠する“テンキー式”やICチップを使った“カードキー式”を目にする機会が増えています。最近ではSuicaなどのICカードやスマホなどをかざして開錠するタイプも浸透しつつあります」

と話すのは、防犯アドバイザーの京師美佳さん。スマホを自宅のカギにする場合は、電子マネー機能付きのものに限り、それぞれ個々のIDをもっているので、それを電子錠に登録するのが一般的。ところが最近、海外では専用の電子錠とセットになったアプリをダウンロードして、施錠・開錠の遠隔操作を行えるものが登場! カギもどんどんスマート化しているようだ。

「電子錠の最大のメリットは、セキュリティの高さです。ピッキングやサムターン回し、バンピングなど、不正開錠の手口はどれもカギ穴が対象なので、カギ穴がなければドロボウの侵入リスクも下がるというわけです。また、最新のマンションでは、指や手のひらの静脈や目など、生体認証を用いるところも増えていますね」

ちなみに、電子錠への付け替えにかかる費用はおいくら?

「一番安いテンキータイプでも、製品と工事費を合わせると最低3万円はかかります。賃貸マンションの場合は、大家さんや管理会社に申告する必要がありますが、提案すると、交換してくれるケースもありますよ。電子錠の価格も、以前に比べればだんだん下がってきているので、今後は電子錠がさらに普及していくと思います」

カギ穴にカギを挿して家のドアを開ける。カノジョに合いカギを渡す。そんな日常的な光景が見られなくなる日も近いのかもしれません。
(南澤悠佳/ノオト)


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