ぼったくり被害にもご注意

「ハードディスク復旧」のお値段

2013.10.17 THU


清潔な「クリーンルーム」での精密作業。経年劣化による軽度データ障害なら、5万円程度で直ることもあるとか 画像提供/日本データテクノロジー
身の回りで故障したら困るものとして「PCのハードディスク(HDD)」を思い浮かべる人は多いだろう。データの復旧に際して、「見積もりに出したら、100万円近い金額を提示された」なんて話も聞かれる。消費生活センターによると「見積もりに不満を言うと、何度も金額が下がり、業者を信用できない」との相談もあったそうだ。

相場に幅がある理由は? データ復旧依頼数国内1位の日本データテクノロジーを運営するOGIDの松田あやめさんに聞いた。

「確かに軽度な障害なら数万円で直りますが、重度だと数十万円に及ぶことも。システム破損や削除などによる論理障害か、物理障害かなど、故障の内容によって大きく差が出るのが実情です。一般的なエンジニアでも対応できるものから、世界的な名工にしか直せないものまで幅広いんです」

HDD自体の値段を考えると高額に思えてしまう見積もりになるケースも多いようだが、料金の内訳はどうなっているのか?

「技術料とともに大きいのは、設備の維持費。例えばチリやホコリを寄せ付けないクリーンルームやセキュリティにかかる費用も含まれます。また、同じ類の障害でも100GBなら数時間で終わるところが、3TB だと2~3週間かかるケースもあり、基本的に容量が大きいほど料金が上がります」

料金相場が明確でないため、悪質な業者が入り込む“隙”になっているのかも。ズバリ、ぼったくりか見分けるポイントは?

「まずは値段の根拠を聞いてみて、不明瞭な答えが返ってきたら、疑ってもいいかもしれません。また、復旧自体はまともな金額でも、HDDの取り出しに高い料金がかかるという業者もあるので、見積もりに含まれているか注意が必要です」

いずれにしても、どうしても高額になってしまうことはあるみたい。バックアップはこまめに取ろう。
(西田友紀/blueprint)


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