女心がわかる!? ホンネの恋愛事情

遺伝子って、恋愛に影響するの?

2013.10.22 TUE


DNAは恋愛をも左右する 画像提供/セキララ★ゼクシィ
先日、女友達数人で盛り上がっていたところ、親友のA美が「最近カレの頭髪が薄くなってきた気がするんだけど…」とポツリ。薄毛な人は男性ホルモンが活発で才能にあふれる男性が多いとはいうものの、結婚を考えているA美としては複雑な気持ちのよう…。それに対し、惚れっぽいY子は「薄毛な人ってセクシーじゃない!」と反論。ほかにも、彼のワキの臭いが好きというK恵や、背が低い人が好みのE子など、好みのポイントっていろいろありますよね。この好みの違いってどうして生まれるんでしょう?よく聞く「遺伝子レベルで惹かれ合っている」って、こういうことなの? 

そこで遺伝子と恋愛の関係に詳しい東北大学教授の山元大輔さんにお話しを聞いてみました!例えば、自分の父親が薄毛の場合、薄毛ではない人に惹かれる…など好みに影響するものなのでしょうか?

「違うタイプの遺伝子型を持っている人に好意を抱くということは、確かにありますね。ただ、自分が薄毛の遺伝子を引き継いでいるからといって、薄毛ではない遺伝子に惹かれるという単純な問題ではありません。ヒトの免疫に関わる重要な分子として誰もが持つHLA(Human Leukocyte Antigen=ヒト白血球抗原)と呼ばれる遺伝子がありますが、このHLA遺伝子を調べると父親と母親のHLAの型を1つずつ受け継いでいます。HLA遺伝子は他人を認識するために重要な役割を果たしているのですが、父親と母親のHLAの型の組み合わせは何万通りも存在するので、HLA遺伝子の型自体で単純に比較はできません」

なるほど、遺伝子が好みに影響するのは確かなものの、「お父さんがこうだから…」などと単純にはいえないものなんですね。ただ、山元さんいわく「HLA遺伝子は、その人の持つフェロモンの成分に影響を与えるので、それによって好みを左右する可能性がある」とのこと。そのフェロモンについて詳しく教えてください!

「フェロモンは鼻から吸い込まれて匂い中枢(大脳皮質嗅覚野)へいかず、本能の中枢(視床下部)にダイレクトに伝わります。また、誰でも母親の遺伝子と父親の遺伝子を半分ずつ受け継いでいるので、例えば父親と似た人を好きになるのは、あなたが母親から受け継いだ遺伝子の仕業で、父親の遺伝子と似たフェロモンを持つ男性を好きになると推測されます。反対に父親と全く違うタイプの人を好きになるのは、あなたの父親から受け継いだ遺伝子の仕業で、近い遺伝子の相手を避けるようになるので、父親と違うHLAの男性に惹かれると、こちらも推測されます。ちなみに、ひと目惚れのメカニズムも、フェロモンがダイレクトに脳に届くことで、脳が反応したのではないかということができます」

相手のフェロモンに脳が瞬間的に反応して、ひと目惚れするということは、一目惚れが多いと言っていたY子はフェロモンに鼻が効くってこと!?どうやら惚れっぽいというのも、フェロモンを敏感に察知する彼女の才能なのかもしれませんね。

フェロモンは、色気の意味で使われることが多いですが、遺伝子と密接なかかわりがあって、恋愛に影響を与える重要なものだったのですね。ぴったりハマるフェロモンをみつけるためにも、Y子をちょっと見習ってみようと思います!


【取材協力】
山元大輔さん
東北大学大学院生命科学研究科教授。行動遺伝学を専門とし、「性行動をうみだす遺伝子・細胞機構」を研究。著書は『男と女はなぜ惹きあうのか』『心と遺伝子』(中央公論新社)、『浮気をしたい脳』(小学館)など多数。


記事提供/『セキララ★ゼクシィ』

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト