停電になってもPCが使える!?

無停電電源装置(UPS)って?

2013.11.28 THU


震災後の問い合わせ増加を受け、ソフマップではUPSの売り場を倍近くに増やしたとか。接続する機器の最大使用電力に応じて選び方が変わってくるので、購入する場合は事前にPCやAV機器のVA・Wの値の確認が必須だ。UPS側の電力容量が大きいほど、停電時の稼働時間も長くなる
東日本大震災以降、話題になった防災・停電グッズの一つに「無停電電源装置(UPS)」がある。停電時でもPCなどへ電源を供給してくれるという、いかにも便利そうな製品だ。でも、仕組みや特徴は正直よく知らない…。この夏は広いエリアで節電を迫られることになりそうだし、電力需要が供給を上回って大規模停電が起こるおそれもある。そこで、ソフマップ秋葉原本館でUPS売り場を担当する上武義浩さんにレクチャーしてもらった。

そもそも、UPSってどんな目的で使うもの?

「本来は、落雷などによる急な停電に備えるための機器です。急な停電の際は過電流が流れることがあり、PCなどの精密機器は故障しやすい。その点、UPSは過電流を遮断してくれるので安心です。また、自動でUPSからPCへ電力が供給されるので、強制シャットダウンという事態も防止できるんです」

ならば、UPSをバッテリー代わりに使うこともできるってこと?

「そもそもUPSはバッテリーではありません。一般的なUPSでは、電力が供給されるのは数分から30分程度。安全にシャットダウンするための時間を稼ぐというイメージですね。長時間の停電時にUPSでPCを使うのは少々無理があります」

もちろん、業務用の高価格タイプでは数時間電源供給されるものもある。しかし、一般に入手できるUPSでは長時間はもたない、という。では、大規模停電時にはあまり役に立たないのだろうか。

「ノートPCは稼働に必要な電力が少ないので、デスクトップと比べればUPSでの稼働時間が長くなるんです。ノートPC付属のバッテリーとの合わせ技で停電を乗り切ろうとする方や、AV機器に接続してテレビ番組の録画などに使用したいというお客さまもいらっしゃいました」

ただ、数時間に及ぶ停電には向かないようで、すべてをUPSで乗り切るのはなかなか難しそうだ。では、電力不足が懸念される夏に備えて買う必要はナシ?

「大規模停電はともかく、夏は落雷による停電のリスクが上がるので、緊急時にPCやネットワークを保護するために購入する意味はありますよ」

平均的なものだと2万円前後、安いものでも6000円台と、ちょっと値は張るけれど、“急な停電に備える”防災グッズとしてなら買って損はないかも?
(鼠入昌史/Office Ti+)

※この記事は2011年05月に取材・掲載した記事です

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