イスラム圏では新年のお祝いナシ!?

年賀状は中・韓も!世界の年末年始

2013.12.05 THU


ニューヨークのタイムズ・スクエアで開かれるカウントダウンイベントは、大みそかの恒例行事。その様子は毎年全米に生中継される 写真提供/ロイター/アフロ
日本では家族が集まって祝う正月だが、欧米ではクリスマスの方が大切…というのはよく聞く話。その実態を探るべく、各国の年末年始事情を調査した。

「アメリカでは休むのは元日だけ。大みそかは各地でカウントダウンパーティーが開かれますが、元日は、友人や親戚と集まっても簡単なものです」(米国大使館職員)

ドイツやフランスなど欧州も同様だそう。「フランスの正月は恋人や友人と過ごすことが多く、家族で集まるのはやはりクリスマス。教会に出かけたりします」(日仏文化協会)

では、アジアの場合は? 日本で働く中国・安徽省出身の女性に聞いてみた。

「正月は3日間休みになりますが、より大切なのは旧正月。前後約1週間休み、みんな実家に帰って家族でこの日を迎えます」

韓国も旧正月を重んじるが、中国とは少し違い「儒教に則って先祖をお祀りし、年長者に挨拶をします」(韓国文化院)と話す。

一方、イスラム教の国々は、年の初めにお祝いをする習慣はないそう。

「代わりに休みになるのは、ラマダン(断食月)明けの4日間。新しい服を着てごちそうを食べます」(エジプト大使館観光局)

日本とは正月の考え方が違うことがわかる。もうひとつ、正月の楽しみといえば年賀状。これにはどんな違いがあるのだろう。

まず、中国や韓国は年賀状の風習はあるものの、元日にこだわることはないそう。「中国はだいたい旧正月までに出します」(安徽省出身女性)という。韓国では「クリスマスカードと兼用にする人が多く、早めに出します」(韓国文化院)とのこと。

欧米・欧州は年賀状ではなくクリスマスカードを出す。ドイツ観光局は、「24日以前にカードが届きます」と話す。また、「フランスでは1月いっぱい交わされます」と日仏文化協会。

その国ならではのタイミングで年賀状を出せば、喜ばれそうだ。
(佐藤来未/Office Ti+)


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