遅く買うのはやっぱダメ?

30代後半住宅購入 デメリットは

2014.01.31 FRI


20代のうちに住宅を買ってしまうメリットとデメリットについて別記事で触れましたが、今回は逆に「30代後半や40代まで待って買うメリット・デメリット」について考えてみたいと思います。現在の年齢が20代もしくは30代前半で、早く買った方がいいか、もう少し待ったほうがいいかを悩んでいる人は、今回の記事の内容も参考にしたうえで、どちらにするかを検討してみてください。

では本題です。若いうちに急いで住宅購入をするのではなく、30代後半や40代まで待つメリットのなかで最も大きいものは、時間をかけて頭金をしっかり準備することができる点でしょう。このメリットは、他のメリットにもつながる大きなものです。頭金を準備することで借入金額を少なくすることができますし、返済期間も短く組めれば、利息負担を大幅に軽くすることができます。

また、30代後半や40代まで待つと、家族構成もほぼ固まり、ライフプランの不確定要素が減ってきますし、20代のころよりも収入が増えていることによって借入可能額を多くすることができ、購入可能な物件価格も高くすることができます。それだけいい物件を購入することが可能になるといえるでしょう。

逆に、最も大きなデメリットとなってくるのは、返済期間です。60歳くらいまでに返済を終了するためには、それだけ返済期間を短くしなければなりません。安易に返済期間を長くしてしまうと、退職後も返済が続き、老後の生活に悪影響が及ぶ可能性が高くなります。途中で繰り上げ返済をすれば大丈夫だと考える人もいるでしょうが、繰り上げ返済をするためには、それだけのお金を別途貯める必要があります。ローンの返済とは別に繰り上げ返済用の貯蓄ができるのであれば、貯めていくお金を返済に充てることで返済期間は短くすることができるはずです。

また、20代のころよりも収入が増えていることによって借入可能額が多くなり、購入可能な物件価格が高くなる点は、メリットになる半面、デメリットにもなる可能性も秘めています。多額の借り入れをして返済負担が重くなることで将来的な教育資金の準備に支障をきたしたり、老後資金の準備に支障をきたしたりするおそれがあるからです。

このようにみてみると、30代後半や40代まで待って住宅を買う場合は、20代のうちに買う場合に比べて、より教育資金や老後資金の準備についても考慮しながら検討する必要性が高いといえるでしょう。ライフプランの不確定要素が減ってくる点についてはメリットといえますが、年をとればとるほど、長期間の返済計画を立てるリスクが高まりますので、早めに頭金を貯めておくことでリスクを回避できるようにしましょう。
(ファイナンシャルプランナー菱田雅生)

※この記事は2012年06月に取材・掲載した記事です

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