新成人“オトナ力”ガイド

お酒の「適量」見極め方とは?

2014.01.07 TUE

新成人“オトナ力”ガイド


およそのアルコール血中濃度は、〈飲酒量(ml)×アルコール度数(%)〉/〈833×体重(kg)〉で算出できる。ただ、骨や脂肪の割合などによっても変わるので、気持ちよく飲める「ほろ酔い期」の上限を知る目安にしておこう 図版制作/tento

歓送迎会シーズンの飲み過ぎにご注意!



二十歳になったら、晴れて飲酒解禁。…ということで、これから仲間と飲み会を楽しもうと張り切っている人もいるだろう。

しかし、飲み過ぎるのもよくないのがお酒というもの。これから先、末永くお酒と付き合っていくためにも、ぜひ正しい飲酒の作法を覚えておきたい。そもそも、お酒の「適量」とはどのくらいの量を指すのだろう? アルコール健康医学協会に問い合わせてみた。

「酔いの度合いを測るには、アルコール血中濃度がひとつの目安になります。これは〈飲酒量(ml)×アルコール度数(%)〉/〈833×体重(kg)〉の数式で算出でき、0.05~0.10%であれば気持ちのいい“ほろ酔い”、0.11~0.15%ならふらついたり声が大きくなったりする“酩酊初期”、0.31%を超えると意識や言語が不明瞭になる“泥酔期”に差し掛かるとされています」(公益社団法人アルコール健康医学協会)

たとえば体重60kgの人なら、500ml(アルコール5%)の缶ビール1本で、0.05%の「ほろ酔い」状態になる。新成人はまず、こうした指標をもとに自身の適正な酒量を探ってみてはいかがだろう。

ただ、注意しないといけないのは、お酒の強さには個人差があることだ。そもそも日本人の約44%は先天的にアルコールに弱い体質ともいわれているし、年齢や性別、体重、その日の体調によっても大きく左右される。まずは、自分の“適量”を知ることが大切だ。

「お酒はリラックスした時間を楽しんだり、陽気で楽しい時間を過ごさせてくれるもの。しかし、許容量を超えると気が大きくなったり、人によっては怒りっぽくなったり、様々な変調をきたします。さらに飲み過ぎると、自律神経のバランスが崩れ、動悸が速くなったり吐き気をもよおしたり、最悪の場合は死に至ることだってあり得ます」(公益社団法人アルコール健康医学協会)

飲酒前後の配慮も大切だ。空きっ腹の時はアルコールを吸収しやすいので、飲み会ではできるだけ先にお腹に食べ物を入れるよう気をつけたい。また、飲酒によって注意力が散漫になった状態での入浴は、足を滑らせたり湯船で寝てしまったり、意外と危険が伴うので注意が必要だ。

そうしたルールさえ守っていれば、お酒は美食の供にも社交の味方にもなる大人の万能ツール。ぜひ、楽しくお酒と付き合っていただきたい。
(友清 哲)

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