正月休み後がアブない?

仕事始めの「休暇明けウツ」予防法

2014.01.06 MON


休暇が長ければ長いほど、仕事モードに切り替えるのが難しいのは当たり前。休暇明けのお仕事は無理して頑張り過ぎず、ほどほどに! 画像提供/PIXTA
長~い年末年始休暇、まだまだお正月気分に浸っていることだろう。しかし、現実からは逃れられない。あと数日で仕事が始まってしまうのだ。羽を伸ばしてゆっくり過ごした分、休み明けにやる気が出ず、仕事がつらくてしょうがない…。そんな「休暇明けウツ」になる人も少なくないという。いったいどうすれば、元の仕事モードを取り戻すことができるの?

「急に仕事モードに戻れるはずがありません。休み明けの月曜に、やる気が出なくて体調を崩す“ブルーマンデー症候群”と同じ。長期休暇ともなると、休暇中の生活リズムをすぐに元に戻すことは難しく、仕事がつらく感じるのは普通のことです」

このように答えてくれたのは、東京カウンセリングセンター所長、臨床心理士の菅野泰蔵先生。なるほど、休暇明けウツになるのは特別なことではないわけですね。そう考えれば少しは気が楽になりそう!

でも、何日も休んでいるのに、連休明けに疲れが溜まっている印象があるのはなぜ?

「休日に友人や恋人と一緒に遊びに出かけたり、家族サービスをしたりすることが、余計につらさを感じる原因のひとつになっています。遊びに行くと、休むどころか疲れてしまうことが多い。エネルギーを充電するべきところを、放電してしまっているんです。フランスは数週間休暇が続くバカンスがありますが、一日中何もせずにゆっくり過ごす。エネルギーを貯めているわけですね。そんな本当の意味で“休む”ことが、勤勉な日本人は苦手なようです」(菅野先生)

なるほど、それでは私たちが「休暇明けウツ」を回避するためにできる対策とは…?

「長期休暇が終わる2~3日前から、生活を元のリズムに戻すことです。仕事のある日と同じように寝起きするとよいでしょう。また、一日を通して遊びに出かけるなど、エネルギーの消費は極力控えることをオススメします。場合によっては、メールをチェックしたり、企画を簡単に思い描いてみたり、肩慣らし程度の仕事をやっておくのもいいかもしれません」(菅野先生)

また、休暇あけの初日は軽い仕事に留めておく方がよいのだとか。

「仕事始めから大切な取引先との打ち合わせや、気持ちが焦ってしまう締め切りなどは避けたいところ。ルーチンの仕事や、挨拶回りだけで1日を過ごすと決めれば、ストレスを感じることなく、『初日はこれだけすればいいや』と軽い気持ちで休暇明けを迎えることができます」(菅野先生)

誰もが発症しうる「休暇明けウツ」。初日から本格的な仕事を始めるのではなく、助走期間を設けることが大切なようだ。休暇が終わることを恐れずに、休み明けからスムーズに仕事モードに切り替えられる、そんな充実した生活を送りたいものだ。
(佐藤来未/Office Ti+)

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