新しさだけ? どんな違いがあるの?

新築と中古 それぞれメリットは?

2014.02.13 THU


設備や仕様が新しいフレッシュな新築物件、チラシなどで写真を目にするとすごく魅力的だけど、いざ金額を目にするとさすがにちょっとお高い…。正直、中古物件の手ごろな価格は魅力的…。でも、値段の安さだけに惹かれて中古を選ぶのも、ちょっとためらわれる。新築と中古、それぞれのメリット・デメリットはあるのだろうか。

右上の表を見ると、割安な中古物件が多数、流通していることがわかる。不動産アナリストである東京カンテイ市場調査部の中山氏は「ただ、古いほどリフォーム料がかさみますし、右の下の表のように新築と中古の価格差があまりないエリアもある。価格以外に住み続ける期間なども視野に入れ、双方のメリット・デメリットを正しく理解して検討すべきです」と話す。新築か中古か、価格だけで判断するのは早合点といえそうだ。

では、探しやすさや見学の面ではどうか? いざ物件を購入しようという時、まず行うのは物件の検索や内見などの情報収集。これをやりやすいのは、新築と中古、どちらだろうか?

「新築は大々的に広告されるので情報をキャッチしやすい。一方、中古物件に関する情報流通には未整備な部分が多いため、あらかじめ仲介会社に希望を伝え、情報提供を依頼しておくなど、自分から働きかけないと、なかなか思うように情報を得られません」とは、個人向けの不動産コンサル会社・さくら事務所の代表取締役長島修氏。

同氏が話す、新築・中古それぞれの探し方については以下の通りだ。

探し方1 エリアを絞って探すなら…「新築・中古どちらも見るべし」
中古は基本的にオンリーワン。売れてしまえば次にお気に入りの物件が出てくるまで待つしかなく、運やタイミングに左右されやすい。エリアにこだわりがあるなら、新築も含めてチェックした方が得策だが、新築が出にくいエリアもあるので、その場合は中古物件を中心にリサーチせざるを得ないだろう。

探し方2 広範囲で探すなら…「情報が充実した新築が有利」
新築はインターネットや情報誌を活用すれば、住んでいる場所から離れたエリアの情報でも簡単に手に入りやすい。一方、中古に関しては新築ほど情報が広域に流通していないため、地元から離れたエリアの情報は手に入りづらい。

探し方3 「新築はモデルルーム、中古は実物見学が基本」
新築の場合、基本は販売センターでのモデルルーム見学。構造や仕様、設備類など物件の特徴を詳細に調べられる。中古は販売住戸そのものを見られるが、売主が住んでいながら売りに出されていると、内見できないことも。

最後に、気になる諸費用に関して、新築と中古の違いを比較してみよう。
購入時の諸費用の目安は「新築なら物件価格の3~4%、中古なら物件価格の6~7%」と長嶋氏。なお、新築なら修繕積立基金、中古なら仲介手数料という固有の出費がある。前者の目安は20万円~30万円。後者は法律で物件価格の3%プラス6万円が上限になっているという。

と、ここまで新築・中古の違いについて紹介してきたが、それらの違いは実際に比べることによって実感できるもの。せっかくの物件購入。後悔しないためにも、納得ゆくまで双方を自分の目で見ることが一番よいだろう。

※この記事は2010年12月に取材・掲載した記事です

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