思い通りにつくれるマンションがある!?

コーポラティブハウスって何だ?

2014.02.23 SUN


最近、「コーポラティブハウスが都内で増殖中」だという。たまに耳にするコトバだけど、いったいどんな住まいなの? 都内でコーポラティブハウスを多数手掛けるアリア・デザインの奥山浩史さんに聞いてみた。

「コーポラティブハウスとは、複数人の入居希望者が、共同で土地を購入し、設計や建築業者の手配、各種申請など企画の段階から自分たちで造る集合住宅のこと。デベロッパー側が企画、開発して販売する一般の集合住宅と違い、間取りや内装などを、入居者の希望に合わせて住戸ごとに設計できます」

イメージとしては「オーダーメイドのマンション」といった感じ。しかし、素人の僕らが土地探しから何から全部こなすのは難しい気が…。

「その通りで、実際はコーポラティブハウスを手掛ける不動産会社が立地(土地)・価格帯・区画(各住戸の広さ)までをあらかじめ用意・決定した上でコーポラティブハウスのプロジェクトを立ち上げて参加者を募り、希望者はそれに応募して契約するケースが多いと思います」

いわばコーポラティブハウスの難しい部分を代行してくれるようなものですな。

「プロジェクトの実施が決定したら、5~10回ほど、参加者による打ち合わせを重ねます。そこで建物全体の方針や各住戸プランを決めたら施工開始。トータルでだいたい1年半から2年で完成となりますね」

自分好みの家を造りたいなら、打ち合わせは楽しいもの。しかし、参加者全員の意志を統一するのは大変なのでは?

「打ち合わせはあらかじめコーディネーターが出している提案に沿って進めるので、その確認とスケジュールの進行管理くらいです。打ち合わせを重ねることで、他の住人と知り合えるので、入居後も交流しやすいんです。顔が見えるのは安心ですし、防犯にも繋がりますよね」

なるほど、面倒な分、メリットもあるというわけだ。モデルルームや不動産会社を回ってもピンと来る家がなかった人、予算とスケジュールさえ合えば、コーポラティブハウスもありでは?

「ただ、プロジェクトによっては水回りの位置が変えられなかったり、構造的に希望の間取りにできないケースもあります。それらは契約前にきちんと確認したほうがいいですね」

家づくりはひとつのドラマ。コーポラティブハウスは、そういったプロセスも楽しめる人向き、なのかもしれない。
(鯨井隆正)

リノベーション、リフォームと違い、当然ながら内装だけでなく、玄関や窓の位置・サイズなど外側も思い通りに。1階ならば庭も加味してプランを考えられる

※この記事は2011年02月に取材・掲載した記事です

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