朝活、結婚式、合コン…映画を観るだけじゃない!

使い道色々。映画館サービス新潮流

2014.02.20 THU


「シネ婚」では、新郎新婦が主演の「なれそめムービー」を大画面で上映。集合写真は、映画の舞台挨拶でキャストと観客が撮影するように演出 画像提供/Brideal(ブライディール)
映画館の使われ方が変わりつつある。ただ配給された映画を上映するだけではなくなっているのだ。たとえば、アイドルのコンサートやサッカー中継で知られるライブビューイング。生中継あるいは録画した映像を大画面で観られるもので、演劇、歌舞伎、落語、バレエなどのほか、3Dメガネを活用してコンサートやプロレスを“上映”するサービスもある。

そして、イオンシネマを展開するイオンエンターテインメントが2014年1月に始めたのは、「こどもの映画館シリーズ」なるオリジナルムービーの上映。TOHOシネマズは、バーチャルリアリティで世界遺産や歴史的建造物めぐりの旅を再現した『シネマ・トラベル ~映画館でみる世界遺産の旅~』シリーズを3月から公開予定だ。

一方で、映画館を“場”として利用するサービスもチラホラ。まずビジネスの場としての活用例に、13年1月に開校した「SCHOOL by FILM METHOD」がある。映画館を貸切にして映像とともにビジネスを学ぶ“朝活”で、料金は個人会員で1カ月8000円也。

また、恋愛の場にも変化する。映画館を結婚式場に見立て、ロビーをパーティー会場にする「シネ婚」は、13年11月に行われた。記者会見風の演出あり、カメラを回しての挙式ありというウエディングプランである。映画撮影よろしく“演技指導”もあるとか。映画上映と近隣のレストランでの食事をセットにした街コン「シネ(ハート)コン」なんてのもある。

とはいえ、映画館は映画を楽しむのが本筋! と、イオンエンターテインメントが、今年1月に発売したのは、定額制で名作を見放題にする「シネパス」。1カ月4作品(年間48作品)、料金は月額1200円(年額9800円)で、4月からスタートだ。“映画館離れ”ともいわれる時代、市場の厳しさが逆に多様なサービスを生んでいる。今後もさらに進化していきそうだ。
(有馬ゆえ+ノオト)


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