結婚してからでは時すでに遅し

モラハラ男・女に共通する特徴

2014.03.06 THU


パートナーのモラハラ行為に悩んだら、自分を責めたりひとりで抱え込んだりせず、モラハラ相談窓口へ相談を
離婚の原因として増えている「モラルハラスメント(以下、モラハラ)」。精神的な虐待や嫌がらせを指すこの行為は、平成23年度の司法統計によると、家庭裁判所管轄の婚姻関係事件のうち、夫からの申し立ての約14%、妻からは約25%と高い割合を占める。

モラハラはDVの一種だが、身体的な暴力は伴わず、言葉や態度など精神的な暴力で相手を攻撃する。結婚した途端にモラハラ夫(妻)化するパターンも多く、長く付き合っていても、気付きにくいといわれる。そんなモラハラ男女の特徴があるなら知っておきたいところ。

そこでまずは、心理カウンセラーの奥元絢子さん(WillCrown代表)に監修してもらい「モラハラ予備軍チェックリスト」を作った。交際相手などのモラハラ度をチェックしてみよう。

■モラハラ予備軍チェックリスト
1.自分と価値観や立場の違う人を理解しようとしない
2.他人の成功話や幸福なニュースを嫌がる、見下す
3.疑い深い
4.店員や後輩に偉そうな態度をとる
5.周囲にも自分のやり方を押し付けがちである
6.素直に謝ることがなかなかできない
7.誤りを指摘されたり、反対意見を言われたりすると怒る
8.自分に不利な状況になると逃げ出したり人のせいにしたりする
9.趣味やストレス発散法を持っていない
10.相談できる友人やコミュニティを持っていない

3つ以下だと心配なし、4~6つとなると要注意、7つ以上で危険信号だという。

「モラハラをしてしまう人は、『自分を守りたいがために他人を攻撃してしまう』『自己愛が偏って表れてしまっている』タイプが多い。自分を脅かす存在から自分を守りたいという欲求の強さ、自分は正しい・偉いという思い込みの強さ、他者を責めようとする他罰的傾向、ストレス耐性の低さなどに起因すると思われます」と奥元さん。

そんなモラハラ相手に対して、何かしら対処法はないのだろうか。東京弁護士会の奥山光幸先生に聞いてみた。

「相手からされた行為を証明できるものを裁判所へ示す必要があるので、相手からのモラハラ行為を目に見える形で残しておくことが大切です。モラハラは外傷が残るわけでもなく、家庭内で行われる上、加害者は周囲に対しては『いい人』を演じている場合も多い。証拠化するのが難しいのですが、相手の侮辱的文言を書いたメモやメール、録音記録、された行為をご自身で書き留めた日記帳などを保存しておくと、立証や交渉に役立ちます」

結婚すると“相手が自分のモノになった”と思ってしまうのか、がらりと豹変する人がいる。結婚前にあらかじめチェックして、モラハラ離婚は回避したいものだ。
(池田園子)

※この記事は2013年3月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト