ハウスメーカー、工務店、建築事務所etc.

「家を建てる」依頼先はどう選ぶ?

2014.03.24 MON


R25世代も後半ともなれば、そろそろ真剣に住宅の購入を考えるタイミング。「いつかは新築の一戸建てを建てたい!」なんて方も多いのでは? でも、いざ家を新築するとなると、悩んでしまうのが依頼先選び。ひと口に家を建てるといっても、施工業者のタイプは様々なのだ。

ざっくり分けると、施工業者には、ハウスメーカーや工務店、設計事務所、住宅フランチャイズなどがあり、それぞれに一長一短があるという。一般的にいわれている長所・短所を整理すると、以下のようになる。

■『ハウスメーカー』(全国規模で展開する大手住宅建設会社)
長所:品質が安定、実績が豊富 
短所:画一的なパッケージ、高価になりがち

■『工務店』(地元密着型の中小規模の住宅建設会社)
長所:地元情報に詳しい、安価、家族的なアフターサービス
短所:デザイン力が弱い傾向。施工技術にばらつきがある。

■『設計事務所』(建築家などが運営。設計のみを担当し、工事は工務店が行う場合も)
長所:個性的なデザイン、狭小住宅など特殊な物件に強い 
短所:建築家との相性に大きく左右される、デザイン性重視のために居住性やメンテナンス性が犠牲になることも

■『住宅FC』(仕入れや建築ノウハウを統括する本部があり、実際の工事は各地域の加盟店が行う)
長所:品質が安定、価格が安い 
短所:パッケージ外の住宅は割高、FC店ごとに施工技術にばらつきがある

「基本的には、一般的にいわれている通りですが、最近はローコスト住宅にシフトするハウスメーカーもあれば、デザイン面に力を入れる工務店もあります。一概には語れなくなっていますね」とは不動産コンサルタントで、個人向け不動産コンサルティングサービスを手がけるさくら事務所代表の長嶋修さん。

建物価格に関しては、ハウスメーカーがもっとも高く、住宅FCが安いといわれているけど、実際にどのくらいの差があるもの?

「住まいによって条件が異なるので一概にはいえませんが、あえて目安を設けるなら、30坪ほどの4LDKの新築注文住宅の場合、ハウスメーカーで1500万~1700万円、工務店で1200万~1500万円、住宅FCで1100万~1300万円ほど。設計事務所は事務所によって価格が大きく異なるので、工務店より安い場合も、ハウスメーカーより高い場合もあるでしょう」(同)

ちなみに、ハウスメーカーや工務店などの業態を問わず、良い依頼先を見分けるコツって?

「住まいの『省エネ』について聞いてみるのも、ひとつのポイントです。というのも、今後5~10年で、日本の住宅の省エネ性能は大幅に向上することが予測されます。トレンドともいえるトピックスについてきちんと勉強しているかどうかで、プロとしての姿勢がある程度わかるはずです」

住まいは一生に一度の大きな買い物。きちんと検討したうえで、自分にあった依頼先を探すことが大切なのだ。
(吉原 徹/サグレス)

かつては「堅実派はハウスメーカー」、「こだわり派は設計事務所」、「価格重視なら工務店や住宅FC」といわれていたが、そのボーダーは少しずつ曖昧になっているようだ

※この記事は2011年8月に取材・掲載した記事です

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト