未婚者は消極的だが…

住まいのご近所づきあい最新事情

2014.03.31 MON


夢かなえ人 / PIXTA(pixta.jp)
「昔は、近所ぐるみで子どもたちをきちんと叱って、みんなで教育したもんだ!」

なんて、祖父から聞いたことがある。今は、近所の子どもを叱った経験がある人はほとんどいないだろうし、それどころか隣の住人と会話をした経験すらないという人もいるだろう。そこで、R25世代の「ご近所づきあい事情」を調べてみた。

実家住まいでない25~34歳の男女244名(男性140名、女性104名)にアンケートを実施。「隣の住人と、どのくらい面識がありますか?」という質問に対し、男女ともに最も多かったのが「隣り合う全世帯の顔は知っている(名前は知らない)」という回答で約26%を占める。これを婚姻状況別に見てみると、既婚男性で最も多いのが同回答で17.9%、次点が「隣り合う全世帯の顔も名前(苗字)も知っている」で僅差の15.0%。対して、未婚男性の最多回答は「隣り合う全世帯の顔も名前(苗字)も知らない」で17.2%だった。結婚すると、住まいを購入してひとつの所に長く住む人が増えるため、結果的に隣り合う世帯と知り合う機会も増える模様。なかには、近所づきあいに積極的になる人もいるのかもしれない。

さらに踏み込んで、「隣の住人とどの程度会話を交わしたことがありますか?」という質問に対しては、男女とも全体の約6割が「隣りあう全世帯と挨拶より踏み込んだ会話を交わしたことがある」と回答。しかし、未婚者のみで同回答の割合を比較すると、未婚女性が36.8%だったのに対し、未婚男性は21.7%しかおらず、未婚男性は未婚女性より近所づきあいに消極的であることがわかる。

ちなみに、「隣の住人と、現状より親しい関係性を築きたいと思いますか?」という質問に対し、既婚の男性・女性、そして未婚女性で最も多かった回答が「どちらかといえばそう思う」だった。そんななかで、未婚男性の最多回答はというと、「どちらかといえばそう思わない」で13.7%。やはり、未婚男性は近所づきあいに消極的であることが改めて窺えた。

たしかに、ひとり住まいをしていると「ご近所づきあいは不要・面倒」という意見もわからなくないが、緊急時にすぐに支えあえるのは、遠くの家族よりご近所さんかもしれない。ひとり住まいの人は、もう1度近所づきあいを考えてみてはどうだろう。
(内藤香苗/クレッシェント)

※この記事は2011年07月に取材・掲載した記事です

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