男性の妄想のような気もしますが…

いわゆる「名器」って存在するの?

2014.03.05 WED


夫婦やカップル間でのコミュニケーションのひとつとして、セックスって大切ですよね。恋人とは話しにくい話題かもしれませんが、たまには真面目に 話し合ってみるのもいいかもしれません。 画像提供:Subbotina / PIXTA
女性の体は神秘的とよくいわれますが、世の中には性交渉の時にどんな男性も絶賛する女性器、いわゆる「名器」なるものがあると聞きます。男子の妄想のような気もしますが、本当に実在するんでしょうか? 産婦人科医で性科学者の宋美玄先生に聞いてきました。

「いわゆる“名器”のひとつとして、膣壁に細かいヒダがあったり、つぶつぶとした細かい突起がある膣が存在すると、都市伝説のように語られています。通常、膣壁にはボコボコした凹凸があるのですが、私が何万人と内診した中で、一度だけそのような細かいヒダのある膣に出会ったことがありますよ」(宋先生)

語り継がれた“あの形”の女性器を持つ女性は、確かにいる模様。しかし、男性によれば、必ずしもそれが気持ちのいいものとはいえない、という意見もあるそうです。

「どんな男性でも気持ちいい女性器があるかというと、それは謎ですね。一般的に締まりがいいと名器といわれるケースが多いようですが、それを痛いと感じる男性もいるようです」(同)

そもそも、宋先生が考える“名器”には、男性を気持ちよくさせるという方向のほかに、女性が感じやすいという方向があるのだとか。

「男性には、相手も喜ばせたいという欲求もありますから、よく感じてくれる女性器が“名器”だという男性もいます。医学的に見ても、女性が感じると、男性側も気持ちよくなるものなんです」

では、女性が性的な刺激によって感じた場合に、体にはどんな変化が起こるのでしょうか?

「膣の粘膜から潤滑液が出て、大陰唇の海綿体が膨らんで入り口が開き、男性器を受け入れやすくなります。そして、膣の中は壁が厚くなり、男性器をよくグリップするように。また、女性がオーガズムに達すると、オーガズム筋が0.8秒間隔で痙攣し、それがペニスへの刺激になり、男性側も気持ちよくなれるわけです」

ちなみに、最近話題の「膣トレ」をすると、女性のオーガズム筋が鍛えられるので、女性が感じやすくなれるのだそう。

わかっているようでも、実はまだまだ知らないことが多い体のこと。改めて聞くと、女性の体って本当に不思議ですよね。

(相馬由子)

  • 宋美玄(そん・みひょん)さん
    1976年生まれ、神戸市出身。産婦人科医、性科学者。診療に従事しながら、女性の性や妊娠、出産について啓蒙活動を行う。2月20日に『女のカラダ、悩みの9割は眉唾』(講談社+α新書)が発売。女性が振り回されがちな医学的根拠の無い噂を、論理的かつわかりやすく解説した1冊

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