卒業しよう!Windows XP

XP継続利用 生産性低下の現実

2014.03.16 SUN

卒業しよう!Windows XP

XP職場がはらむ、リスクと労働生産性Wの危険



残念ながら、XPは4月9日でサポートが終了する。以降、ウイルスや不正プログラムの攻撃対象になりやすい危険なOSになる。しかし、いまだにWindows XP搭載のパソコンユーザーは多いようだ。しかも、「パスワードが盗まれる」「口座番号や住所といった個人情報が流出する」などが絶対に起きてはならない、信頼性を大事とする職場環境でも…。

web R25編集部では、全国の20~34歳男女各200人を対象に独自調査を実施(ネット調査、協力:アイ・リサーチ)。「会社で主に利用しているパソコンのOSは?」という問いに寄せられた上位回答は、以下の通りだった。

1位 Windows 7 55.0%
2位 Windows XP 25.0%
3位 Windows Vista 5.0%

この調査だけですべてを語ることはできないが、いまだ4分の1の職場がサポート終了1カ月前でもXPという衝撃事実! 前述のようにセキュリティ観点では、すぐに新しいOSが搭載されたパソコンに替えるべきだが、作業効率の面でもXPは問題が多いことが判明した。

〇XPユーザーは8ユーザーより不満は倍!
新しいバージョンのOSほど、不満率は減少する傾向が見られた
先述アンケートでは、「会社で利用しているパソコンに対する不満の有無」や「会社のパソコンへの不満の内容」についても調査した。その結果をOSバージョン別(XP、Vista、7、8、その他)に見てみると、バージョンが新しいOSほど不満は少なくなる傾向が明らかになり、もっとも不満を感じているのはXPユーザーで72.0%だった。8ユーザーは、33.0%で、倍の差がある。

「不満の内容」ワースト3は、1位「処理に時間がかかる(動作が遅く感じる)」で34.0%。2位「起動・シャットダウンが遅い」31.0%、3位「よくフリーズする」22.0%の順。OSバージョン別に不満の割合を比較すると、XPは「処理に時間がかかる(動作が遅く感じる)」が33.0%で2位。「起動・シャットダウンが遅い」では38.0%で1位となかなか厳しい結果となった。

実際、マイクロソフト社のウェブサイト「Microsoft at Life」上に掲載された平均起動時間比較でも、その差は明確だ。Windows 8の平均起動時間は、15.74秒、対しXPのそれは43.54秒と約3倍のスコア。約28秒差。この数値をいわれてもピンと来ないかもしれないが、仮に年間250日間勤務し、毎日パソコンを利用するとしたら約117分、8ユーザーよりも長く起動を待っているということになる。金額にすると、年収400万円の人なら、年間3900円分相当。もし、12年間なら、4万6800円が無駄になっている。Windows 8はおろか、安価なパソコンも買える値段だろう。もちろん、この数値は起動時間だけなので、実際にはパソコンの起動回数やアプリケーションの起動、ファイルの処理、シャットダウンなどにかかる時間差を換算すれば、その差はもっと広がることになる。生産効率性という観点で見れば、XPを利用し続けることによって発生するロスは大きい。

導入コストの捻出ができず、OSアップデートを行えないという企業も多いだろうが、そんな企業こそ労働生産性の観点で見直すべき。「会社がまだXP」という人は、一度上司と相談してみてはいかがだろうか。

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