身体にまつわる都市伝説 第92回

お肌、手入れしすぎはよくない?

2014.04.03 THU

身体にまつわる都市伝説


男性はどうしても、日々のキメ細かなケアを怠りがち。「それが効果を実感しづらくし、ケアを継続できない悪循環にもつながっています」と鈴木先生。できるだけキレイなおじさんになれるよう、今から努力すべし!? 写真提供/PIXTA
風呂あがりにすかさず化粧水をパシャパシャ。そんな彼女の姿を見て、「女の人は大変だなあ」なんて思ったこと、男なら誰しもあるだろう。

最近は男性用の化粧水も多く売られているし、やっぱり男だって美肌であるに越したことはない。…でも、どうしても面倒臭さが先に立ってしまい、日常的に肌の手入れをしようという気になれないのは筆者だけではないはずだ。

なかには「肌を甘やかすとかえってよくない」などという意見を耳にすることもあるが、実際問題として“適度”なスキンケアとはどんなものなのか? 用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生に聞いてみた。

「化粧水など、何でもかんでも使えばいいわけではありませんが、自分の肌の状態としっかり向き合う必要があるということです。女性でも様々な化粧水や美容液を試しているうちに、一体どれが自分に合っていて、どれが合っていないのか、わからなくなってしまうことがあります。根本的に、乾燥肌であれば保湿をするべきですが、使い方を間違えると過剰な皮脂と同様、ニキビに栄養を与えることにもなってしまい逆効果になります」

極端にいえば、子どものころに大人向けの高価なクリームを使ったとしても、むしろ脂質が多すぎて前述のようなトラブルにつながってしまうのだと鈴木先生は解説する。

「大切なのは、そのつど肌の状態に合わせた処置を行うこと。たとえば、一時的に肌が乾燥したからといって、保湿性の強いクリームをむやみに使ったりすると、やはり肌トラブルの原因になってしまいます。ときには化粧水の使用を一切やめてみて、自分の肌の本当の状態を確認することも必要かもしれません」

さらに細かくいえば、おでこから鼻にかけてのTゾーン、両頬を指すUゾーンなど、部位ごとに肌の状態が異なるケースもある。

体質と同様、肌の質も人それぞれ。甘やかすどころか、手厚く見守って状態を見極めてやらなければ、美肌は得られないのだ。
(友清 哲)

※この記事は2012年4月に取材・掲載した記事です

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