面接担当経験者・上司世代に聞く

面接担当がイラつく「若者言葉」は?

2014.04.05 SAT


「ホンキの就職」では、少人数のグループで参加者同士で面接の練習を行う。ほかにも就職レクチャーや分析ツールによる適職診断などの座学が行われる
新卒採用の面接が本格化する4月。今頃は多くの学生が、必死に面接対策を立てているところだろう。ただ、いくら完璧な志望動機や自己PRを準備しても、言葉遣いがなっていないと台無し。気をつけようと思っていても、緊張感漂う面接の場では地が出てしまい、ふだん友人とのあいだで使っている「若者言葉」をつい口走ってしまうかもしれない。

そこで、面接経験豊富な30代40代の上司世代に、イラつく「若者言葉」を挙げてもらったところ、最も多かったのは「見れた」「食べれる」などのいわゆる“ら抜き言葉”や「見てる」などの“い抜き言葉”だった。

「ものすごく幼稚な印象を受ける」(41歳・デザイン会社)
「いちいち気になって、話の内容が頭に入ってこない」(35歳・出版社)

などと手厳しい意見が続出。ほかにも「語尾を伸ばす人。いいことを言っていても、バカっぽくて残念」(30歳・飲食店)、「“めっちゃ”や“めちゃめちゃ”は気になる。めちゃめちゃ凄いんです! とか言われても、逆に“めちゃめちゃ”大したことなさそうに聞こえます(笑)」(45歳・通信事業)

もちろん「超」「マジ」「○○ッス」は問題外との声が圧倒的。ただ、そうした言葉遣いを「指摘したことがある」という上司は半分以下。口には出さず、内心あきれているケースが多いようだ。

また、少数派ながら次のような意見も。

「こっちの意見やアドバイスに対し『ですよね』と返すヤツ。本人自覚はないんだろうけど、なんか上から目線で腹立つ。そこは素直に『ハイ』だろう」(36歳・出版社)
「親身になってアドバイスしたのに『参考になりました』の一言で返されるとガクっとくる。ああ、おれの話ってその程度なのねって思ってしまいます」(39歳・不動産会社)

これらは、目上の人に対して「偉そうな印象」を与えてしまう要注意フレーズといえそう。本人にそんな意図はなくても、誤解を招く表現は避けた方が賢明だ。

採用面接に臨む前には、こうした自分ではなかなか気づかない言葉遣いのゆるみを正しておきたいところ。何か有効なトレーニング方法はあるのだろうか?

若者向け就職応援プログラム「ホンキの就職」で、多くの面接トレーニングに立ち会ってきた黒石健太郎氏によれば「面接担当の立場を経験してみること」で様々な気づきが得られるという。

「ホンキの就職の面接トレーニングでは、参加者自身が面接担当役も行います。面接担当の立場になってみると、応募者の言葉遣いや声の大きさ、表現方法などが気になってくるものです。それを鏡として自らにフィードバックすることで、かなり改善されていくはずです」

言葉遣いをしくじったがために、ネガティブイメージを与えてしまうなんてもったいない。面接前のトレーニングに加え、日頃から相手を不快にさせない言葉のチョイスを意識したいものだ。

(榎並紀行/やじろべえ)

※この記事は2013年4月に取材・掲載した記事です

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