犬も、猫も、愛する動物と一緒に

共生へ ペット可住居の最新事情

2014.04.09 WED


「へーベルメゾン +わん +にゃん」プロトタイプ外観(3階タイプ)
6月20日に、旭化成ホームズから、「ヘーベルメゾン +わん +にゃん」が不動産オーナー向けにリニューアル発売された。これは、ペット共生型賃貸住宅と呼ばれる商品の1つ。

「つまりは、ペット可の賃貸物件でしょ」

と思ったキミ! それだけではない。今や住宅業界におけるペットの存在感は様変わり。「周囲に迷惑をかけないなら、ペットも一緒に入居してもいいよ」というやや後ろ向きなスタンスから、「より快適にペットと暮らそう」という前向きなスタンスへと変化を遂げつつある。詳しい話を旭化成ホームズ 集合住宅営業本部 技術部長の加藤明さんに伺った。

「現在、分譲マンションにおいては、約8割が『ペット可』の部屋であるのに対し、賃貸物件においてはまだ数パーセントというのが現状。しかも、多くの「ペット可」物件では、ペットを飼っている人と飼っていない人が混在するため、ペットを飼っていない他の入居者に対して肩身の狭い思いをしているという意見が多いんです」
 
そこで登場したのがペット共生型賃貸住宅というわけだ。これは入居者全員がペットを飼うことを前提としている賃貸住宅。他の入居者も同じペットオーナーだから気兼ねがいらないうえ、張替えがしやすい壁、ペットのトイレを置けるスペースなど、ペットとの生活をより便利にする設備もついているので、ペットオーナーの方はとても暮らしやすくなっていると加藤氏。さらに、「その次のステージとして当社が目指したのは、『入居者同士の快適なコミュニティ形成』。ペットを通して入居者同士が良好な関係性を構築できる設計を心がけました」と加藤氏は続ける。

たしかに、ここ何年かでペット同伴可のカフェや施設も増えたし、「ペットコン」という、ペットと一緒に行う婚活も行われているというし…。ペットを介したコミュニケーションの場が望まれる傾向はますます高まりそう。

「『へーベルメゾン +わん +にゃん』が目玉としているのは『わんジョインコモン』です。これは、リードを外してペットを自由に遊ばせることができるドッグランや入居者用ベンチ、共用の足洗い場などを含む外部空間の総称で、しつけ教室などのイベント活用も想定しています。もちろん、迷子になったペットの道路への飛び出しを防止するためのフェンスや門扉などの設備も有し、安全面にも考慮。こういった共用スペースを設けることで、入居者同士が顔を合わせる場を提供し、もっとコミュニケーションを促進するお手伝いができればいいですね」(同氏)

「へーベルメゾン +わん +にゃん」は、入居希望者に対して、飼い主のマナーについての事前審査もきっちり行うそう。また、入居後もしつけ教室などのイベントを開催。たしかに、同じペットオーナー同士でも、最低限守るべきマナーはある。皆でマナーを守りながら、ペットや入居者同士楽しく交流できるなんて、想像するだけでも楽しそう。今後、ペット共生型&入居者同士のコミュニケーション型賃貸物件の需要はもっともっと増えそうだ。
(内藤香苗/クレッシェント)

※この記事は2011年07月に取材・掲載した記事です

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