身体にまつわる都市伝説 第93回

ガムを噛むと集中力がアップする?

2014.04.09 WED

身体にまつわる都市伝説


ガムを噛むことで、脳にほどよい刺激が与えられ、集中力は高まる。…だからといって、職場でガムをくちゃくちゃ噛んで上司に怒られるようなことがないよう、くれぐれもお気をつけて 写真提供/PIXTA
ランチを済ませたあとの午後などはとくに、どうにも集中力が高まらず、仕事がはかどらないことがある。筆者のような文筆業ならずとも、集中力は生産性に直結する重要な能力であるはずだ。

なんとか頭を引き締めなければと、目薬を差してみたりコーヒーをいれてみたりするのだけど、一度途切れてしまった集中力というのはなかなか取り戻せないもの…。そういえば、集中したいときにはガムを噛むと効果的とよく耳にする。ガムを噛みながらバッターボックスに立つ野球選手も見かけるし、これは試してみる価値があるのかも?

「そうですね、ガムは集中力アップにとても良いと思いますよ。医学書の類にそのような記述があるわけではないのですが、少なくとも不正咬合(噛み合わせの悪い状態)が集中力を低下させることは医学的に認められていますし、“噛む”という行為が脳に与える影響は大きいんです。ガムを噛むことで脳が刺激され、集中力が高まることはあり得るでしょう」

そう語るのは、池袋スカイクリニックの須田隆興先生だ。何かを噛むという動作は、脳に刺激を伝え、活性化させるという。

ということは、噛むものは必ずしもガムでなくてもいいわけだが、ガムの弾力性は噛み合わせにフィットして心地がいいし、何より長く噛み続けていられるメリットは大きい。

「コーヒーやミント系のタブレットなどを仕事のおともにしている人も多いと思いますが、集中力アップを求めるのであれば、やはり噛む動作をともなう嗜好品の方が効果的だと思いますよ」

コーヒーやミントの香りで気分がスッキリすることと、噛む運動によって集中力が高まることは、また別の話。こうした嗜好品をうまく使い分ければ、ビジネスマンとしての生産効率はグッと上がるかもしれない。
(友清 哲)

※この記事は2012年4月に取材・掲載した記事です

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