「我が家」の設計はまずここから…

家を建てる場所・土地選びの重要点

2014.04.16 WED


一戸建てを建てたい、という人にとってまず重要になるのが土地選び。震災以降、地盤の強度などは特に気になるし、そもそも土地選びをどう進めていくのかもいまいち分からない。土地を選ぶ際に気をつけたいポイントを聞いてみた。

「土地選びを行う上で初めに考えるべきことが、実は予算組みの仕方。土地を決めてからその価格に合わせて建物の予算を決める方が多いのですが、そうではなくて、全体予算から建物予算を引いた額を土地に充てる方がよいと思いますよ」

お答えいただいたのは、戸建て建築のコンサルティングを行っているアーキテクツアンドデザインの中嶋京さん。土地選びというと、どうしても敷地面積や周囲の環境を気にしてしまうが、そのあたりは大丈夫なんだろうか?

「土地の小ささや日当たり、風通しなどは今の建築技術でカバーできるんです。ですから、土地を選ぶ際には必ず建築の現場に携わる人に帯同してもらってください。土地を見ながら、理想の建物をそこで作れるかどうか、あるいは建築技術でカバーできるかどうか相談していくのがいいでしょう」(同)

なるほど。ということは、土地を選ぶ時点で建てたい家のイメージをハッキリと持つことが重要なポイントとなるわけだ。そのイメージを元に建築家などと一緒に実際に土地をまわり、相談していくのがよさそう。

そして、どうしても気になるのが地盤。地盤が緩い土地はやはり避けた方がいいのでは?

「地盤の緩い土地では強化工事を行うので、他と変わらないしっかりとした土台を作ることも可能です。ただし、その分の費用は当然かかるので、専門の方に地盤の状態を確認してもらってください」(同)

過去には、あとから地盤強化の工事が必要とわかり、500万円近く余分に費用がかかったケースもあるとのこと。土地の条件によっても異なるので一概に言えないが、やはり大きな負担となるのは間違いない。また、地盤と同じく土地選びで気になるのが、水道やガスなどのインフラ環境。電気やガスの引き込み工事などが必要になる場合もあるので、各機関への確認が必要だ。

「自分の建てたい家のイメージを細かく専門家に伝え、一緒に土地選びをするのが間違いないでしょうね。あとは、周辺の道路環境や交通機関の状況、お店の数などを入念に調べておいてください。そこで生活するイメージがわくかどうかも重要な項目です」(同)

失敗は許されない大きな買い物だからこそ、一つひとつを慎重に進めたいところ。住みたい家の明確なイメージを持ち、信頼できる専門家(パートナー)とともに土地選びを進めていこう。
(河合力)

※この記事は2011年08月に取材・掲載した記事です

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