今でもやっているものなの?

地鎮祭・上棟式ってどんな儀式?

2014.04.19 SAT


住まいをつくる際に行う「地鎮祭」と「上棟式」。名前くらいは聞いたことあるけど、実際に何をするのか、費用はどれくらいかかるものなのかなど、詳しい内容については知らないという人も多いはず。そもそも何のために行う儀式なのだろうか。豊商事不動産の津島さんに聞いてみた。

「地鎮祭は建築の前に工事の無事を祈願する儀式です。建築業者や施工主の方が参列し、神主さんにお願いして執り行います。やり方は地域によっても異なりますが、一般的には祭壇を作ってお供え物をします。上棟式は新築の家の柱・棟・梁などの骨組みが完成した後、棟木を 取り付けて補強する際に行う儀式で、やはり地域によってやり方は異なりますが、餅やお金をまいたりします」

なるほど、工事の前に行うのが地鎮祭で、工事の途中で行うのが上棟式ということか。でもなんだか儀式って聞くと古めかしいイメージを受けるのだけど、これって今でも行われているものなのですか?

「地鎮祭は今でも100%近く実施されています。建築会社にもよりますが、工事の見積もりには標準で地鎮祭費用が入っています。逆に上棟式に関しては今ではやらないことが多いですね。特にハウスメーカーに関してはほとんど実施しないようです。関係者を集めるのが大変ですし、施工主がやりたいと言ってもできればやめてほしいとハウスメーカーがお願いするのだとか。もちろん地域にもよりますし、地元密着の工務店なんかですと今でもやるかもしれませんが」

同じ建築に関する儀式だというのに実施率にこれだけの差が出ているとは意外である。将来は自分の家を建てたいと思っているR25世代も多いと思うが、そうなると気になるのは地鎮祭にかかる費用だ。

「地鎮祭費用はだいたい3万円から3万5000円くらいが相場です。供物を豪華にすると5万円から最高で8万円くらいになることもありますね」

なるほど、普段の生活で3万円というと高い買い物だが、家を建てるのに何千万円もかかることを考えればゲン担ぎの金額としては安いものなのかもしれない。とはいえ地鎮祭を行わない場合もあり、家を建てる際には必須というわけではないようだ。
(山田井ユウキ)

※この記事は2011年09月に取材・掲載した記事です

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