こえサイファーも誕生!

声にまつわるイベント人気の兆し?

2014.04.28 MON


各界の豪華メンバーに自作詩を評してもらえる、ウェブサイト・しいか.com。優秀作は、こえサイファーvol.1で、ユーザーが指名した声優らに朗読される!
人気声優のライブが満員になったり、音声合成ソフト・初音ミクのイベントが話題になったりと、最近、声にまつわるアーティストの活動やイベント情報を目にする機会が増えている。

たとえば、作家らによる朗読会。三島賞受賞作家・古川日出男は、自作の朗読とミュージシャンの演奏をあわせたステージ「朗読ギグ」を行っており、5月中旬からは朗読劇のツアー公演も行う。古川ファンはもちろん、参加するアーティストのファンも巻き込んで人気になっているという。

こうした声イベントの人気について、野外オープンマイク朗読会「Bottle/Exercise/Cypher」主宰の佐藤雄一さんはこう語る。

「声にすることによって、目の前にいる相手から直に反応が返ってくる。声自体が生き物のように、フィードバックして変化していくことがおもしろいですね」

佐藤さんが主宰する同イベントは、詩人や作家、ラッパーなどが一堂に会して朗読バトルを行うというユニークなもの。ちなみにCypher(サイファーと)はHIP HOPの用語で、ラッパーがストリートに集いスキルを競いあうことを指す。佐藤さんはジャンルを超えた作り手が集う場所として朗読会を開催しているのだ。でも、もともと“朗読”をテーマにしようと思った理由は?

「一番はお金がかからないからですかね(笑)。HIP HOPのサイファーにしても体ひとつだけで公園などに集まればいつでもできるし、楽しくスキルも向上できて、ひとつのカルチャーシーンを作ることさえできます。ソーシャルメディアが一般化した今では、それを組み合わせることで、ゲーミフィケーションとしての可能性も持っていると思っています」

6月の朗読イベント「こえサイファーvol.1」は、なんと人気声優の阿澄佳奈や後藤沙緒里、そして詩人の谷川俊太郎らが参加する、異色の組み合わせで行われる。

「これまで、詩を生の声で聴きたいという欲望に無頓着すぎたのではないか、と感じます。詩の朗読は声優養成所の基礎訓練として取り入れられているように、決して珍しいことではない。朗読を通じて、一般受けしないといわれる現代詩のイメージを“中和”したいんです」

様々な形で行われる“声”にまつわるイベント。思い切って参加してみたら、新たな発見があるかもしれない。
(ピーチ四葉/東京ピストル)

※この記事は2012年4月に取材・掲載した記事です

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