身体にまつわる都市伝説 第194回

キツい服、サイズUPすると太る?

2014.04.07 MON

身体にまつわる都市伝説


体を衣服で締めつけても、決して肥満防止にはならない。むしろ、血流が悪化し、ダイエット面で逆効果になることも 写真提供/PIXTA
冬の間に食べ過ぎてしまったせいか、お腹まわりのたるみが気になる今日このごろ…。気がつけば、以前よりもジーンズのウェストまわりがキツくなっている。ちょうど季節の変わり目でもあるし、ワンサイズ上のものに買い換えるべきだろうか。

でも、「サイズを上げると余計に太る」なんて意見も耳にする。多少お腹が苦しくても、我慢して締めつけていた方が肥満防止になるのだろうか? 用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生に聞いてみた。

「締めつけておいたからといって、その部位の肥満を防ぐ作用はありません。むしろ、お腹を締めつけることで腸の働きを阻害してお通じが悪くなり、かえってダイエットの妨げになる可能性もあります。なにより、キツいということはそれだけ血流を妨げているということでもありますから、健康面では悪影響でしょう。代謝効率も低下しますし、冷えやむくみの原因にもなりかねません」

苦しい思いをして、さらに痩せにくくなるのでは本末転倒。それなら、無理なくジーンズをサイズアップして、腰を据えてダイエットに取り組む方がいいという。

「ただし、衣服の着心地から自分の太り具合を察知することは、ダイエットにプラスな面もありますよ。毎日の体重を記録するダイエット法もあるくらいですから、日々自分の体型や体重を意識することは重要です。ウェストのキツくなったジーンズは、我慢してはき続けるのではなく、定期的に試着してみて、ダイエットの進行具合を確認するくらいにとどめるのがいいですね」

つまりキツくなったジーンズを、自身の体型を定点観測するためのツールとして利用するのだ。太ったという事実をいったん受け止め、再び無理なく同じサイズを着用できるように頑張ろう。
(友清 哲)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト