家事イケメンのトリセツ

男女の脳の違いで得意な家事が判明

2014.04.10 THU

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指の長さで男性脳か女性脳がわかる? 人差し指より薬指の方が長いほど、男性ホルモンの一種「テストステロン」を胎児期に大量に浴びていて、男性的なのだとか。簡単に見分けるには、左(右)手の薬指と右(左)手の人差し指を根元のシワで合わせてみるといい。人差し指より薬指が長いトレーダーの年俸は、薬指が相対的に短い人に比べて約10倍なんて話もあるそうだ

同時並行作業が必要な家事は、女性の方が得意だった!



脳科学者の澤口俊之先生は、「家事のように複数のことを並行して行う作業(マルチタスク)は、男性よりも女性のほうが得意」と語る。

「本当の意味で複数のことを同時に、しかも能率を落とさずにできるのは、“スーパーマルチタスカー”といわれる人です。2.5%くらいの割合で存在するのですが、実はこちらは男性の方が多い。女性の脳はマルチタスク“的”といった方が正しくて、複数のことを同時にではなく、切り替えて行う能力が男性よりも優れているんです」

その秘密は、右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう=神経線維の集まり)にある。女性はこの部位が太いので、両方の脳を切り替えるスピードが速いのだという。なので、料理の下ごしらえと洗濯、風呂掃除など、複数の作業を俯瞰的に捉えて、うまく切り替えながら対応できるのだ。一方、男性は女性ほど右脳と左脳を素早く切り替えられず、どちらか片方の脳で情報を処理する割合が多い。結果、ひとつのことに熱中して取り組んでしまうのだとか。

「脳の切り替えによるマルチタスク以外にも、女性の方が家事に向いている能力があります。それが、色彩感覚と嗅覚の敏感さ。例えば、部屋が少しでも散らかっていて、普段と違う様子なのに気がつきやすいのは女性。また、腐った食材や汚れなどからの異臭に対しても、男性よりも女性の方が気づきやすいですね」

実は、女性のマルチタスク能力や視覚、嗅覚の発達には、人間の進化の過程が大きくかかわっているのだとか。

「太古、男性は食料を獲得する狩猟が仕事でした。一方、女性は育児や木の実・果物の採取、そして、住まいを守るのが仕事。いつ目を覚まして、泣いたりするかわからない子どもを育てながら、複数のことをこなすことで、脳がマルチタスクに適応していったのです」

さらに、色彩感覚は、言葉を話せない赤ちゃんの表情から体調などを見分けるために、嗅覚は、毒や腐った食べ物を子どもに与えないために発達したと考えられているそうだ。

これなら、男性は家事ができなくてもしょうがない。彼女や奥さんに任せておくのが得策のようだ。な〜んて、女性の立場からすると、決して許されるはずもなく…。澤口先生、家事が苦手な男性に働いてもらうためのアドバイスはありますか?
澤口先生オススメの家事は“洗い物”。「手を洗うことでイヤな記憶を忘れやすい、という実験結果があります。食器を洗えば必然的に手も洗うので、仕事でのイヤな記憶も洗い流せます。好きな香りの食器用洗剤を使えば、リラックス効果も得られますよ」。また、「狩猟が役割だった男性は、リスクを取る行為に長けています。危ないことは男性にやってもらう方がいいですね」とのこと。高い場所の掃除・電球交換や道具を使う修繕などがオススメだとか
「男性はテリトリーを重要視します。ですから、お風呂、トイレなどの場所を決めて、そこの掃除に関しては男性に任せて、口を挟まないのがいいでしょう。また、男性はひとつのことに集中すると能力を発揮するので、お願いはひとつずつ。作業の途中で別の家事をお願いするのはよくないですね」

ほかにも、男性は女性よりも上下関係のコミュニケーションを重要視するので、家事に関しては、あえて女性が上に立って、男性に命令をするといった関係を築くくらいでもいいのだとか。

「気をつけたいのは、男性と女性の脳の違いは、あくまで“ある集団で調査をしたら、比較的そのような傾向が見られた”ということ。すべての男性が家事を苦手にしているわけではないし、訓練をすれば、男性だってマルチタスクで家事をこなせるようになります」

脳科学をだしに、「男性だから家事はちょっと〜」なんて言い訳は通用しないようだ。男女の脳の違いを知ったうえで、効率的に家事を分担すると、男女関係もうまくいくかもしれないぞ。

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