毛穴パックでごっそり取れると気持ちいいけど…

やりすぎると開く?角栓ケアの真実

2014.04.16 WED


できてしまった角栓は取り除いたほうがよいが、指で押し出したりパックで取り除いたりするのではなく、ゴマージュでやさしく肌のマッサージを。そのあとは必ず保湿ケアを忘れずに 画像提供/Ushico/PIXTA(ピクスタ)
鏡に顔を近づけて、肌をじーっと見ていると気になってくるのが、小鼻周辺のぽつぽつ黒ずんだ「角栓」。つい指で押し出したくなったり、毛穴専用パックでごっそり取り除きたくなるんですよね…。一回やると、汚れが取れた気分でスッキリして、つい病みつきに。小林メディカルクリニック東京の小林暁子先生、これってやっぱり肌に悪いんでしょうか?

「角栓ケアは決して『やってはいけない』わけではありません。黒ずんだ角栓が小鼻周りにあると目立つので、取り除きたくなりますよね。ただ、無理に角栓を引き抜くと、肌表面にある0.02mmしかない角質層まで一緒にはがれてしまいます。この角質層は、雑菌やウイルスなどの刺激から肌を守る役割があるため、角栓ケアをしすぎるとバリア機能が崩れ、乾燥や肌荒れを引き起こします。また、毛穴が開いたところから雑菌が入り、炎症が起こることも。これが毛穴パックなどで角栓ケアをしすぎることによる、デメリットです」

そもそも、なぜ目立つほどの角栓ができてしまうのか、根本的なところから対処すべきだと、小林先生は言います。

「角栓とは、毛穴に古い角質や過剰な皮脂が詰まり、固まっている状態のもの。皮脂は本来、肌をケアして、美しいツヤを生み出すために必要なものです。でも、皮脂を作る皮脂腺の質が落ちていると、その活動が鈍って固まりやすい皮脂、すなわち角栓ができてしまいます。皮脂腺の活動を活発にするためには、まず食生活見直すこと。特に油分は注意が必要です。トランス脂肪酸や動物性脂肪が含まれた油、たとえばマーガリンやサラダ油、バター、ラードなどは避け、抗酸化作用のある良質なオリーブオイル(特にエキストラ・バージン・オリーブオイル)を摂取しましょう。優れた抗酸化力によって、皮脂の酸化が多少抑えられます。また、うるおいが不足すると、それを補うために皮脂が過剰に分泌されるので、日ごろからうるおいを足すこと。毛穴のケアより、まず保湿ケアにこだわりましょう」

お風呂上りは毛穴にたまった皮脂がやわらかくなっているときなので、そのタイミングで化粧水を使い、ローションパックするのがよいのだそう。毛穴から角栓を取ることばかりに注力せず、食生活&保湿で角栓が詰まりにくい肌を身につけましょう!
(富永明子)

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