なんだか面倒くさそうなイメージだけど

マンション管理組合役員の仕事とは

2014.05.15 THU


分譲マンションの住人同士で構成される「管理組合」。購入と同時に加入が義務付けられ、しばらくすると「役員」のお鉢が回ってくることも。だが、いきなり役員だなんて言われても正直何をしていいか分からない。そもそも管理組合とは何のために存在し、役員にはどんな役割が求められるのだろうか?

「共用部分や設備の修繕についての計画から実行、住人同士が快適に暮らすためのルール作り、住民参加イベントの運営、管理会社の業務状況の確認、それらに必要な予算計画の立案など、管理組合には様々な役割が求められます。理事会の場でこれらの案件について検討し、住人全員が参加できる総会を開いて決議をとるのが役員の主な仕事ですね」(不動産コンサルタント・平野雅之氏)

思ったより面倒くさそう。役員を断ることはできるのだろうか?

「役員への就任を拒んだからといって罰則を受けることはありません。ただ、一般的には不公平感をなくすため住人が順番に担当するルールになっています。特に理由もなく断るのは避けたいところ。役員になったからといって毎週のように時間をとられるということも普通はありませんので」(同)

総会にも参加せず、役員に任命されても知らんぷり。そんな「自分には関係ない」なんて姿勢でいるとイザコザの原因になるばかりか、知らず知らずのうちに住みづらくなってしまうこともあるという。

「役員を公募するマンションの場合、一部の中心的な人物によって管理組合が牛耳られてしまうことも。結果、理事長や一部の役員によって独善的なルールが作られ、理事長個人のマンションのようになってしまうケースも実際にありました」(同)

住人全員が参加意識をもち、管理組合がしっかり機能していればマンション全体の自治意識が高まる。それがマンションの秩序や資産価値を守り、快適な暮らしにつながるのだ。
(榎並紀行)

※この記事は2011年09月に取材・掲載した記事です

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