歳をとったり不健康だったりすると入れなくなる?

「保険加入」の審査ポイントとは

2014.05.19 MON


保険に入るきっかけとして多いのはやはり「自分の体調に不安を感じた時」のよう。まだまだ健康だと思っている人も、転ばぬ先の杖として検討してみては?
病気にかかって入院や手術が必要になった時でも、医療保険に入っていれば安心だ。だが、若い人の中には「まだまだ元気だし、べつに必要ないかな?」「結婚もしてないし、保険に入るタイミングが分からない」なんて考えている人も少なくないのでは?

とはいえ、年齢を重ねて健康状態が悪化すると保険に加入できなくなったり、保険料が高くなったりするなんて話も聞く。やはり若くて元気なうちに入っておいた方が有利なのだろうか? 

「保険料は将来入院する確率などをもとに年齢ごとに理論的に計算されており、年齢によって有利または不利になるということはありません。ただし、健康状態が悪いと保険に加入できない、あるいは加入できても保険料が高いことがありますので、健康状態が良好なうちに保険の申し込みをした方が、加入もしやすく月々の保険料が安く抑えられるのは確かです」

そう教えてくれたのはアメリカンホーム・ダイレクト商品開発部門の鯉田さん。では、どんな病気になると保険への加入を断られてしまうのだろうか?

「一般的には、ガン、心臓・脳の病気にかかったことがある場合には加入が難しくなり、また申し込みの直前に医療機関で診察を受けている場合なども病気の種類に関係なく加入が難しくなります。特にガンは一度かかると、たとえ治ったとしても加入しにくくなってしまいますが、引受基準緩和型の商品であれば治癒後5年たてば加入できることもあります」(鯉田さん)

「引受基準緩和型」は従来の医療保険に比べて告知すべき項目が少なく、加入のハードルもやや低い。ここ数年、健康不安を抱える高齢者などを中心にシェアを伸ばしている保険タイプである。

しかし、それでもガンにかかってしまうと、治癒後の経過が良好でない限り加入は難しいのがこれまでの通例だった。ところが最近、そんな保険の常識を覆す保険が登場して注目を集めている。それがアメリカンホーム・ダイレクトの『みんなのほすピタる 緩和告知型ガン保険』だ。ガンの診断を受けてから、あるいは入院、手術を終えてから2年が経過すれば、たとえ治癒していなくても申し込むことができる。その他に申し込み時に告知が必要なのは「最近6カ月以内の入院・手術の有無」のみ。一般的な「お断り条件」に該当する病気をもっていても、直近6カ月以内に入院・手術をしていなければ申し込みが可能となる。

保険会社側にとってもリスクの高い商品のはずだが、なぜこのような保険を作ったのだろうか?

「ガンは昔に比べて早期発見されやすくなったため、ガンと診断される人の数が増えてきました。一方で、ガンにかかったことのある方が入れる保険はきわめて少なく、加入条件も厳しいのが一般的です。ですが、『ガンを経験したからこそガン保険に加入したい』と思っている人は多いはずです。そこで、なるべく加入条件を緩くし、今まで保険に加入できなかった方々に安心してお申し込みいただける商品を作りたいという思いから『みんなのほすピタる 緩和告知型ガン保険』を開発しました」(同)

ここで気になるのは、保険会社はそれで採算が取れるのか? ということ。これについても詳しく教えてくれた。

「保険料設定と保険金支払は合理的に設計されていますので、現時点では採算は取れると見込んでいます。確かに、より告知の厳しい一般的なガン保険に比べると保険料は割高になっています。ただし、ガン経験のある方や既往症をお持ちの方は再発を含めたガンの発生リスクが高いことから、保険金を受け取る可能性も高いです。保険金受け取りの確率に見合った保険料設定になっています」

ちなみに、この保険は全てのガンが補償の対象となる。保険に入れず不安を抱えていた多くのガン経験者にとっては、心強い味方になりそうだ。
(榎並紀行)

※この記事は2012年5月に取材・掲載した記事です

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