モデルが「水をたくさん飲んでます」って言うけれど…

「ダイエットには水を飲め」の真相

2014.05.14 WED


「水分ならなんでもいいんでしょ」とばかりに、ジュースなどの甘いものばかり飲んでしまう人も多いそう。ダイエット目的なら、飲み物のカロリー表示もしっかり確認を! 画像提供/鳥居哲也/PIXTA(ピクスタ)
雑誌のダイエット特集を開くと、「1日に2Lの水を飲むことがダイエットに必要」と書かれていることもありますよね。スーパーモデルたちもこぞって「水をたくさん飲んで!」と語りかけてくるので、試してはみたものの…2Lもの水を飲むのはけっこう苦痛で続かなかった経験が。理由もわからずに続けるのは難しいので、まず事の真相を探りたい! 小林メディカルクリニック東京の小林暁子先生、どうしてダイエットには水が必要なの?

「正しく言うと、ダイエットに水が必要というより、太りにくい体を手に入れるには水分を正しく摂る習慣が必要なんです。水をきちんと飲むことで、老廃物が滞らずに流れていく代謝のよい体を作ることができます。 また、女性が悩みがちな便秘対策にも水分は大切です。適量は1日1.5Lで、夏場やスポーツをする人は2L程度。3Lだと摂りすぎです」

太りにくい体を作るためには、代謝のよい体が必須。適度な水分を摂取していれば、全身の血液とリンパ液が滞りなくスムーズに流れ、老廃物が溜まりにくくなる。結果的に代謝が上がり、カロリーをきちんと消費できる体が作れて、太りにくくなるということ。もちろん、むくみ対策にもなるので、むくみ太りの場合にも適度な水分は必要。また、ダイエットの敵“便秘”対策にも、水分は大切だと小林先生は言います。

「水分が足りないと直腸性便秘という頑固な便秘になってしまうことも。これは水分不足によって、便自体が固くなって出にくくなる症状ですが、習慣化しやすいので要注意です。老廃物である便が出ないと、代謝が下がって太りやすくなるほか、免疫力も落ちて病気にもなりやすいんです。1日1.5~2Lの水をきちんと飲むことは、健康のためにも必要ですよ」

いっぽうで、水分を摂りすぎてもNGみたい! 摂りすぎると、どんなリスクがあるのでしょうか?

「水を摂りすぎると腎臓に負担がかかります。人は腎臓で老廃物を尿にしているので、腎臓が正常に機能しなくなると、尿が出る頻度や量、濃度のバランスが崩れ、場合によっては尿崩症という病気になって多尿に悩むことも。また、水分を摂りすぎることで、かえってむくんでしまうという人が多いのですが、それは筋力不足によってリンパ液の流れが滞り、代謝が下がってしまったことが原因。たくさん水を飲むからには、運動をして筋肉をつけることも大切です」

なお、女性はとくに「喉が渇きにくい体質」になってしまう人が、意外に多いそう。ほとんど水を飲まない生活を続けると、体は水分を欲しているのにそれに気づかないことも…。そうなる前に、こまめに水分を摂取する習慣を身につけることが、ダイエットはもちろん、健康のためにも大事ということ! 早速、お水たくさん買ってきます!
(富永明子)

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