肌のツヤ維持&アンチエイジングで人気だけど…

「コラーゲン」経口摂取に根拠なし

2014.06.06 FRI


男だって肌のツヤやアンチエイジングは気になるもの。コラーゲンを効果的に使ってお肌のケアをしましょう 写真提供/GettyImages
肌によくて、なんだかプルンとしたもの、というイメージがある「コラーゲン」。肌のツヤとかアンチエイジングに関係していることは、なんとなくわかるけど、コラーゲンが何物なのか、疑問に思っている人もいるのでは? 

「そもそもコラーゲンとは、タンパク質の一種。皮ふだけでなく、血管や骨にも存在しています。コラーゲンは、細胞と細胞の隙間を埋める“細胞外マトリックス”という働きをしていて、細胞同士をつないでいるんです。ただ、加齢が進み、その働きが弱まると、シワやたるみの原因になります」

そう語るのは、国立健康・栄養研究所の石見佳子さん。ってことは、「コラーゲンでお肌プルプル」というキャッチコピーを信じて、アンコウや鳥の皮などの、コラーゲンたっぷりの食材を食べれば、若かりし日の肌ツヤが戻ってくるの? 

「残念ながら、経口摂取で肌が潤う、という科学的な根拠はありません。コラーゲンは、とても大きなタンパク質なので、体内で分解されず、腸管からは吸収されにくいんです。豚骨スープや魚の煮こごりなど、様々な食品にコラーゲンは含まれますが、食べただけで皮ふに効果があるとは考えにくいですね。普段の食事に加え、サプリメントでコラーゲンを摂取する人もいますが、過剰に摂りすぎると、アレルギー症状が出る人もいるんですよ」

経口摂取しても意味がないうえ、摂りすぎてアレルギーになるかもしれないなんて、残念すぎる!

「ただし、コラーゲンに保湿性があるのは確か。直接肌に塗れば、肌の表面の水分は維持できるので、コラーゲン入りの化粧水は、理にかなっていますね。また、最近注目されているのが『コラーゲンペプチド』。コラーゲンを小さく分解したペプチドなら、経口摂取でも体内に吸収されるかもしれない、という説も出てきています」

しかし、どのようなメカニズムで、ペプチドが人に作用するのかわからない部分が多く、まだまだ研究途中だとか。コラーゲンペプチドが、私たちの肌の新たな救世主になってくれるのか、経過を見守って行きましょう! 
(大貫未来) 

※この記事は2012年6月に取材・掲載した記事です

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