身体にまつわる都市伝説 第153回

スケベな人ほどタマがでかい!?

2014.06.11 WED

身体にまつわる都市伝説


意外と多い、男の性欲にまつわる都市伝説。“タマ”にはこうしたトリビアも興味深い!? 写真提供/PIXTA
あくまで男子にかぎった話題だが、歳を取ると“タマがしぼむ”と聞いたことがある。実際に加齢によって睾丸のサイズが変わることはないのだろうが、これは性欲の減退を意味する暗喩でもあるだろう。

とはいえ、タマのサイズに個人差があるのは事実。となると、人一倍の絶倫で鳴らす男なら、普通の人よりもタマが大きかったりするのだろうか? 気になる“タマ”と性欲との相関関係を、新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「大前提として、性欲というのは個々の記憶や習慣などと密接に絡み合うものであり、一概に比較することはできません。ですが、ここでは男性ホルモンの分泌量に注目して考えてみたいと思います。いわゆる“タマ”を精巣と置き換えると、これには大きく2つの役割があります。精子の生産と、男性ホルモンの主体であるテストステロンの生産です。このテストステロンの生産量が、精巣(タマ)の大きさによって左右されるかといえば、答えはNOになりますね」

精巣が精子をつくる役割を担っていることは知られている。ここで着目したいのは、もう一方の男性ホルモンの生産機能だ。

須田先生によれば、精巣のなかでテストステロンを生成する役割を担っているのは「ライディッヒ細胞」と呼ばれる組織。しかし、これは大部分が精細管と間質組織(細胞の隙間を埋める基質の総称)で占められる精巣において、ごく一部にすぎない。

つまり一般的に“タマがでかい”といっても、それは精細管と間質組織の質量によるところが大きく、テストステロンの生産量とは比例しない可能性が高いのだという。

「テストステロンは20代から少しずつ分泌量が低下するとされていますから、性欲を左右する因子としては、精巣のサイズよりも年齢の方が大きいのではないでしょうか。仮に、巨大な睾丸を持つ60歳男性と、通常サイズの睾丸を持つ17歳男性を比較した場合、後者の方が男性ホルモンの分泌量は多いと思われます」

タマのサイズはさておき、年齢とともに性欲・精力が減退するのは紛れもない事実のよう。哀しいような、ホッとするような…。
(友清 哲)

※この記事は2013年6月に取材・掲載した記事です

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