そろそろボーナス時期だけど…

働く夫婦のお金のトラブルを防ぐ新ホウ・レン・ソウって?

2014.06.15 SUN


妻に内緒でこっそり高額出費…。ふとしたキッカケでバレた日には、出費額以上のイタ~いペナルティが待っているかも!?
そろそろ夏のボーナスシーズンの到来。ここしばらくは、減る一方だったボーナスだが、円安やアベノミクスの影響で、今年はアップに転じる企業が増えそうだという嬉しい予想もチラホラ。何を買おうかと胸を躍らせている人も多いこの時期に、働く夫婦の家計管理事情を探ってみた。


“金銭面のごまかしは夫婦間の信用低下を招く”

スマートマネー研究所がこのほど行った「働く夫婦の家計管理」にまつわる調査※1によると、「家計を管理しているのは?」という質問に対して、「妻」が50.9%※2でもっとも多く、次いで「夫婦共同で」が28.1%だった。ちなみに、妻が家計を握るという数値だが、子供がいない場合は45.2%だったのに対して、子供がいる場合は56.9%と増加することから、子供ができたタイミングで、家計の財布は妻へと移行する家庭が多いことがうかがえる。

家庭を持つと、独身の頃とは違って自分の一存でお金の使い道を決められるわけではない。同調査によると、夫婦間でのお金のトラブルに関して「経験あり」と答えた割合は47.2%。具体的なトラブル上位3つは「趣味消費の支払い頻度、支払い金額」(17.7%)、「お金の使い道に対する意見の相違」(16.3%)、「金銭感覚の違い」となっている。さらに、起きてしまったお金のトラブル後の2人の関係性の悪化度を調べると、「普段の関係に戻ったが、実は心の中でしばらく怒り続けた」とやや不穏な気配が総じて高い傾向に(それぞれ、35.6%、31.3%、28.7%)。表面上は穏やかな関係に戻ったとしても、その後のケアはしておいた方がよさそう。日常的な出費についてのトラブルはちょっとした食い違いでも夫婦間トラブルの火種になってしまうのは納得できる。ちなみに、3位の金銭感覚の違いで別居や離婚まで考えたことがあるが合計31.9%に及んだ。ここは育ってきた環境の違いはあるだろうが、こまめに相談を重ね、折り合いをつけていくことが大切だろう。

同調査のフリーコメントで、夫婦間の金銭トラブルの具体例を見てみよう。「貯蓄額をごまかしていたことが発覚し、信用できなくなった」「小遣いとは別に夫にちょこちょこ現金をせがまれて貸しているが、半分以上の割合で戻ってこない。正直むかついています」「夫が会社の上司にお金を貸したが返済がない様子。本当かどうか怪しい」などの妻のお金に関する疑惑の怒りエピソードが多く、いずれも夫に対する信用が低下している模様。事情はあれど、しっかり報告、説明をした方が夫婦の関係悪化を防げそうである。ボーナスの支給額をごまかして少なく申告する人などは、長期的な関係を考えれば是正した方がいいだろう。

では、夫婦間でのお金のトラブルを避けるために、日頃からどんなことに気をつけるべきだろう? 同研究所では、「今後、取り組みたいトラブル防止策」のアンケート結果分析より3つのポリシーが大事とまとめている。

■ ホウ(報告)
「お金に関する隠し事はしない」(21.1%)や「現金のお小遣い制」(15.5%)、「現金の貸し借りはしない」(14.8%)といった夫婦間でのお金に対するルール作りや、こまめな報告を心がけること。隠し事は信用を低下させる要因となるのでうなずける結果だろう。

■レン(連携)
「家計簿をつける」(25.6%)や「給与明細や通帳がいつでも見られる状態にする」(18.9%)、「カードの利用明細で支出を管理」(14.1%)といったお互いに可視化できる管理方法を決めて、夫婦間の連携強化を支持する人が多い。とはいえ共稼ぎで忙しい夫婦なら、家計簿をつけるのもたいへんなので、家族カードの活用やウェブ明細のチェックなど、クレジットカードを家計の利用明細として可視化に活用するのも手だろう。使えるツールを上手く活用して連携を図り、トラブルを未然防ぐのがスマートといえそうだ。

■ソウ(相談)
「一定額以上の買い物をするときは事前に相談する」(24.9%)もトラブル防止策として有効と捉えられている様子。さらに夫婦別会計や家計管理をパートナーに任せるなど、夫婦それぞれが責任を持って家計管理をするのも選択肢のひとつだろう。ただし、大きな出費の際に事前に相談することを忘れずにしたい。幾ら以上の出費はお互いに事前に相談しようなどとルール決めを行っておけば尚良いだろう。

最後に興味深いデータをひとつ。お金のトラブルに関する相談相手については、妻は「配偶者」(60.9%)、「母親」(38.1%)、「信頼できる友人」(18.6%)の順だったのに対して、夫の場合は「配偶者」(58.7%)の次が「相談しない」(30.1%)となっており、やや自分で背負い込みがちな様子。確かにお金の話は他人にしたくない気持ちはわかるけれど、男性の「相談しない」ことは、パートナーから見れば、「興味がない、無視されている」と解釈され、「金銭感覚のズレ」、「ごまかし」という印象にもなりかねない。やはり互いに話しづらいことでも相談し、助け合うのが夫婦の関係では重要なのだ。

デキるビジネスマンはホウ・レン・ソウが大事!とよくいうけれど、デキるパートナーになるには家計のホウ(報告)・レン(連携)・ソウ(相談)をしっかり行うのが肝といえる。ほんの些細なことでも、積み重なればお互いの不信感へとつながるお金の問題。一度、2人でじっくり話し合って、家計の新ホウ・レン・ソウを実践してみてはいかが?
※1:首都圏の20〜34歳の社会人男女824名へのアンケート調査による
※2:家計管理をしていると回答した636名が母数

※この記事は2013年6月に取材・掲載した記事です

  • 自分に当てはめてみると、いくつ該当するだろう? ひとつひとつは些細なことでも、円満な夫婦関係を築くためにもお金のことはクリアにしておきたい

取材協力・関連リンク

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト