自宅や中古住宅を自分好みに変えようと思ったら

リノベーションとリフォームの違い

2014.06.26 THU

先日、友だちが「中古マンション買って好みのテイストにリノベした」なんて、話していた。「リノベって?」と聞くと、それは正確には「リノベーション」という言葉で、家など建物を改修工事して新たに生まれ変わらせるようなことだという。でも、それって「リフォーム」と何か違いがあるの? リノベーション住宅推進協会議会の木内玲奈さん、教えてください!
「『リノベーション』と『リフォーム』はもともと言葉の意味が違います。本来、『リフォーム』は英語で『悪い状態からの改良』を意味し、建物の修復を意味するのは日本だけのようです。海外では『刷新』を意味する『リノベーション』が一般的に使われています」
つまり、リフォームのもともとの意味は、建物の汚れた部分、破損した箇所などを新築時の状態に修復させること、というわけですね。

「一方、『リノベーション』は自分に最適な住空間をつくるための改装・改修といえるでしょう。新築時に戻すことを目指すのではなく、機能や価値を向上させることが前提です」
 つまり、新築時に原状回復するのではなく、機能、価値を向上させ、現代のライフスタイルに合った快適な住まいへと再生させるということ。元々の家、建物が持っていた間取りや設備などはもちろんのこと、空間の用途や機能を変えて「最適な住空間」をつくることも。古いオフィスビルなどを住宅に変えることなども、それに含まれる。ちなみに「オフィスビルから住宅」のような、用途変更の意味合いが強い場合は「コンバージョン」という言葉を使うこともあるとか。ただ、最近は「リフォーム」でも、ほぼ同様のことが行われている気も。

「実際は、もともとの考え方以外の部分での線引きが、非常にあいまいなんです。施工範囲や内容には明確な区切りが特にないんですよ」
 なんとなく、そんな気もしていましたが、やはり。
「大切なのは、自分の理想の暮らしを実現できるかどうか。リノベーションをうたっている会社にしろ、リフォームという名の付く会社にしろ、各社それぞれ得意分野があります。過去の施工事例などを見て、自分のイメージと重なる依頼先を選ぶのが大事だと思います」
 大切なのは、どんな家に住みたいか、なんですね。おかげでムダな悩みはひとつ消えた気がします!(鯨井隆正)

※この記事は2011年1月に取材・掲載した記事です

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